たまりば

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Posted by たまりば運営事務局 at

入れ歯が世界の子供を救う

縁あって、日本入れ歯リサイクル協会にお話を聞いてきました。

「私が変わりました。以前よりやさしくなった。」
手紙を見つめる代表の三好さんの言葉が印象的でした。

元々、入れ歯を大学に納品する仕事をしていた三好さん。
入れ歯を納品していた大学の準教授から「捨てられる入れ歯がもったいない。」という話を耳にしたことから活動が始まります。

入れ歯の金属は、携帯電話の100倍ほど。
1つの入れ歯からできる援助(平均)は、
・寒さから身を守るための毛布なら・・・7枚
・10リットルの貯水容器なら・・・9個
・HIV簡易検査セットなら・・・29セット
・マラリアから身を守るための殺虫剤処理済の蚊帳なら・・・4張り
・予防接種のための使い捨て注射器なら・・・350本
・勉強するためのノートと鉛筆なら・・・46人分
にもなります。

確かに、そのまま捨てるのは「もったいない」。
でも、私は、沢山の手紙を見て、この活動は、「もったいないだけでない何か」があるように思い、聞いてみました。

入れ歯は人の体の一部
入れ歯は毎日使うもの。おいしい食事ができて、健康を支えてくれるもの。
遺族にとっては、大切な家族の形見。

そんな入れ歯が、国境を超えて子どもたちの為になる。
大切にしてきた品だからこそ大事に使って欲しい。
沢山の手紙、それを読んだ三好さんの言葉が物語っているように思いました。

最初から最後まで喜んでもらえるサイクル
持続可能を実現するためには、大切なことですね。

【不要入れ歯の寄付について】
■方法:
熱湯消毒後、ビニール袋に包んだものを厚手の封筒に入れて投函してください。
■送付先:
【郵送の場合】
〒350-8799川越郵便局留 日本入れ歯リサイクル協会
【入れ歯回収ボックスの場合】
回収ボックスはこちらをご確認ください
■問合せ先:
TEL:0120-24-1083(フヨーイレバサン)
FAX:049-280-5141
E-mail:info@ireba-recycle.com





  


  • Posted by rika_rika at 17:53Comments(0)お知らせ・募集

    映画『Colorful』

    映画の感想が続いてしまいますが、『Colorful』を観てきました。


    公式サイトはここ

    【STORY】
    ※映画『Colorful』のパンフレットより抜粋

    原作は、『風に舞い上がるビニールシート』で第135回直木賞を受賞した森絵都の同名小説。

    天上界と下界の狭間で、死んだはずの<ぼく>の魂が漂っている。
    そこに「プラプラ」という天使(?)が現れ、<ぼく>に話しかける。
    「あなたは大きな過ちを犯して死んだ罪な魂ですが、もう一度下界に戻って再挑戦するチャンスが与えられました。
    そして、自分の犯した罪を思い出さなければいけません」と。
    こうして、<ぼく>の魂は、自殺をして息を引き取ったばかりの「小林真」という名の
    中学3年生の体に入り込み、「小林真」として生きることになる。
    生き返った「真」を囲んで、幸せそうに見えた家族。
    しかし、「真」は父のことを軽蔑していた。
    また、母は不倫中で、兄は出来の悪い「真」を馬鹿にして口もきかない。
    更には、「真」は、密かに思いを寄せる後輩の「ひろか」が、
    援助交際をしていることを知って自殺したのだと「プラプラ」から聞かされる。
    学校では内気で友達も無く、成績も最低な「真」。
    しかし、そんな「真」っぽく振る舞わない<ぼく>と、まわりの人間の関係は少しずつ変わっていく。
    「真」の家族はもちろん、「真」のことをずっと見ていた「唱子」、
    「真」にとっては初めての親友となる「早乙女」、そして「ひろか」。
    「真」として生きる<ぼく>のまわりで、様々なことが動き出す。
    そして<ぼく>は『ある事』に気付くのだった・・・。

    【感想】
    家族療法の1つに「ナラティブセラピー」というものがあります。
    人間が現実と信じて疑わないものは、実は自分で構築されたものにすぎない。
    つまり、人は体験をストーリー(物語)として構成しつつ、自分の人生をつくりあげているとしています。

    セラピーでは
    「ドミナントストーリー」
    =自分が自分であること、どうすべきかの土台となるもので、
    うまくいっている時はいいが、自分の経験と合わない時に、
    不安になり、自分や相手や環境を責める、逃避を引き起こす物語

    を、

    「オルタナティブストーリー」
    =いまだ認識されていなかった、語られていない物語
    と交代するのを援助します。
    あるはずなのに、見えていない、見ないようにしていた経験や感情の存在に気づくことになります。

    この映画は、まさに、「オルタナティブストーリー」を語るためのプロセスを描いた作品です。

    <ぼく>が「真」に入ることで、自殺した「真」とは、別の世界がみえている。
    自殺した「真」とは別の世界を観ている<ぼく>は、他の人からみても、自殺した「真」とは別物として映る。
    関係性が変わる。未来が変わる。

    「パラパラ」からチャンスを与えてもらったように、
    人はチャンスさえあれば、見方を変えることができるならば、
    全く同じ環境で、別の生き方ができるのかもしれない。

    以前、
    世の中、捨てたものじゃない。
    そう思った出来事を3つ持ってくる。
    そんな宿題をセラピーの勉強会で出されたことがありました。

    それまで、重くてベビーカーを押して出入りするのが大変だったマンションの重厚なドア。
    夜の中捨てたものじゃない。な視点でドアを見ると、
    マンションの住民がお互いを気遣う、助け合う、コミュニケーションの場になっていることに気付きました。
    それまで憎たらしかった不満の対象のドアが、あっという間に親しみのある素敵なドアへ(笑)

    私たちがみている風景って何なんでしょうね。
    そんなことを映画を観て思い出しました。

    あと、加えて言えば、『Colorful』の元になっているもの。
    「真」が思いを寄せる「ひろか」の発言。
    「ひろか、おかしいの。狂ってるの。
    きれいなものが好きなのに、すごく好きなのに、時々壊したくなる・・。」

    ここで、「真」が言った言葉。
    ぜひ、ぜひ映画を見てください。(本で読むのもOK)

    自分の本当の色って何だろう。
    これは本当の自分ではないってどういうことだろう?
    本当に、本当に自分じゃないのかな?


    Colorful:いろいろ
    みなさんの色は何色ですか?
    ご自身の色、好きですか?


    自分がこれまで見てきた自分のこと、家族のこと、友達のこと。
    もしかしたら、世の中まんざらじゃないって、新しい世界がみえるきっかけをくれるかもしれません。
    ぜひどうぞ。


      


  • Posted by rika_rika at 16:35Comments(0)Colors

    月あかりの下で~ある定時制高校の記憶~

    映画『月あかりの下で~ある定時制高校の記憶~』を観ました。


    公式サイトはここ

    【STORY】
    ※映画『月あかりの下で』のビラより

    かって学校で夢をつぶされた彼らが
    再びその夢を語ることでできた場所
    それは<学校>だった

    夜間定時制高校-
    そこはいま働く若者たちの学びの場、そして小・中学校で不登校、
    高校を中退した若者たちの再出発の場となっています。
    映画の舞台は、1学年1クラス、全校生徒120人足らずの
    埼玉県立浦和商業高校定時制のあるクラス。
    派手なメイクで身を固め教師に暴言を吐く生徒、
    家庭内暴力が原因で登校できなくなった生徒、
    明るい笑顔が魅力のある生徒は自傷行為を繰り返し・・・
    彼らのやわらかな心は、家庭や社会の歪みに傷ついていました。
    そんな若者たちが、大家族のような<学校=居場所>の中で
    悩み、ぶつかり、支え合い過ごした日々と、その先に見えた希望。

    2002年の入学から2006年の卒業までの4年間、
    そしてその後への、生徒一人一人に寄り添った貴重な映像が、
    テレビ放映を経て、ここにドキュメンタリー映画として誕生しました。

    人との絆が、人を育てる。
    いまを悩み、懸命に生きるすべての人へ、この作品を捧げます。

    【感想】
    ※ネタバレあります。
    ただ、内容がわかって観ても、十分感じ、考えさせられる映画です。

    この映画は、入学から卒業までの4年間の記録をとった映画です。
    初日、平野先生が生徒に語りかけます。
    平野先生からの最初のメッセージは、
    「不登校だった自分=自分に正直な自分=Ok」というものでした。

    でも、正直、
    学校で夢を自分をつぶされた彼ら彼女たちには届いてないだろうと思いました。

    実際、生徒は先生を試します。
    お酒を飲んで真っ赤な顔で現れた子
    授業中に、先生の横で黒板に落書きをする子
    学校に来ても、保健室や職員室で騒ぐばかりで、教室に全く入ろうとしない子

    先生たちは××しなさいと命令したり、怒って否定するこは一切ありません。
    最初の数年は、彼ら彼女に居場所をつくることが大切なのだと先生は言います。

    居場所ってなんでしょう?
    ここに自分がいてもいいと思えること。
    その為には、受けれられている、もっといえば必要とされている
    と実感できる場所でしょうか。

    先生たちは、彼ら彼女の話にじっと耳を傾けます。
    先生たちは集まり、生徒一人一人について、状況や思うこと、考えを語り、意見を求めます。
    学級通信で、毎日語りかけます。

    とにかく、いろんな事件が起きます。
    その都度、本人の話しを聴き、クラスみんなの意見を聴き、
    本人がクラスに受け入れられていること、必要とされていることを
    本人もみんなも確かめていくのです。
    そして、それが学級通信として、改めて言葉となって皆に伝えられる、共有する。
    結果、みんなが受け入れられている、みんなが必要とされていることを
    何度も何度も確かめていくのです。

    Aさんだけでない、一人一人等しく。
    1回だけでない、何度でも。
    この絶対信頼のプロセスの繰り返しこそが、
    絶望・疑心⇒安心と不安⇒信頼と自己開示⇒
    浦和商業高校定時制のみんなといたい、勉強したい、貢献したい。
    へと変化させていったように思いました。

    4年生になる時に、このままでは進級できない人が沢山出てしまいます。

    その時に読み上げられた茨木のり子さんの詩「自分の感受性くらい」
    -----------------
    ぱさぱさにかわいていく心を
    ひとのせいにはするな
    みずから水やりを怠っておいて

    気難しくなってきたのを
    友人のせいにはするな
    しなやかさを失ったのはどちらなのか

    苛立つのを
    近親のせいにはするな
    何もかもへただったのはわたくし

    初心消えかかるのを
    暮らしのせいにはするな
    そもそもひよわな志しにすぎなかった

    駄目なことの一切を
    時代のせいにはするな
    わずかに光る尊厳の放棄

    自分の感受性くらい
    自分で守れ
    ばかものよ
    ----------------

    先生は悔しくて泣きます。
    みんなに気持ちが届いてほしい。
    先生は真剣なのです。
    みんなができることを信じているのです。

    自分のために喜んでくれる、褒めてくれる。
    そんな教師はいましたが、
    自分のために泣いてくれる。悔しがってくれる。
    そんな教師に私は残念ながら出会う機会がありませんでした。

    別に教師でなくともいいのです。
    自分のことを一生懸命に考えてくれる。
    そんな人との出会いは、きっと、
    人は一人では生きていないということを実感させてくれるでしょう。

    先日ブログに書いた
    障害者雇用7割の日本理化学工業
    に共通するところがあるように思います。

    この映画は、本当は2008年の浦和商業高校定時制の閉校を阻止するために
    撮影を開始しました。実際には、完成が間に合わず、閉校してしまいました。

    協議会で、卒業生、在校生が訴える場面もありました。
    正に、かって学校で夢をつぶされた彼らが
    再びその夢を語ることでできた場所。
    それが<この学校>だったのです。

    最後に、平野先生からの映画を観る人へのメッセージで終わりたいと思います。

    ------------
    映画を通して、学校で、青年たちが成長するという事実を観てもらたい。
    見落としてしまうかもしれない小さな変化。でもその一歩があるからこそ、学校ってすばらしい。
    人はそれぞれ、取り換え不可能な「生」をまっとうさせるために一生懸命生きている。
    との事実を、教育というフレームで観ることができるだろう。

    そして夜間定時制高校は、まだまだ必要な場所であることを知ってもらいたい。
    浦和商業定時制はたくさんの人の存続を!の声を受け取りながら、
    2008年3月に閉校させられてしまった。全国に吹き荒れる定時制つぶしに対して、
    「NO」の声を大きくしていきたい。だから私たちは、かつてのいたらなくてなさけない姿を
    映画の中でさらけ出している。その覚悟の裏側を、心の隅に滑り込ませて映画を観ていただけるとありがたい。
    -----------------

    映画は、ポレポレ東中野で9月17日まで
    9月5日は平野先生とのトークイベントもあります。

      


  • Posted by rika_rika at 11:37Comments(2)キャリア

    障害者雇用7割!日本で一番温かい。チョーク工場見学

    先日、機会があって、日本理化学工業におじゃましてきました。

    エンパワメントが実践されている会社を生まれてはじめて目にしました

    希望です。信じてきてよかった。これからも人を信じていけると思えました。

    日本理化学工業は、
    村上龍が司会する「カンブリア宮殿」(2008年11月3日放送)で紹介され、
    また、ベストセラーとなった『日本でいちばん大切にしたい会社』(2008年3月出版)に登場する会社ですので、ご存じの方も多いのではないかと思います。

    障害者雇用率7割以上。
    現在従業員75名中、知的障害者が56名の会社で、
    チョークで国内シェアTOPのチョークメーカーです。

    当日は、大山会長自ら、障害者を雇用して50年の歴史の説明、工場見学、
    そして大山会長ご自身が障害者から学んだことについてお話いただきました。


    ※写真は日本理化学工業のHPより

    ★歴史
    「当時の私には、知的障害者に対する理解もなければ、
    障害者雇用に対する理念もありませんでした。
    実のところ、ちょっとした同情心と”なりゆき”で始まったものだったのです。」

    1959年。はじまりは、某養護学校の先生からのお願いでした。
    大山さんは2度断ります。
    3度目に先生が「就職とは申しません。あの子たちはこの先施設に入ります。
    そうなれば一生、働くということを知らずに、この世を終わってしまいます。
    せめて働く体験だけでもさせてください」

    大山さんは、同情心から2週間程度、2名の就業体験を受け入れました。

    2週間の就業体験が終わる時、一人の社員が言いました。
    「こんなに一生懸命やっているのだから、一人や二人いいじゃないですか。
    私たちが面倒みますから、あの子たちを雇ってください。
    これは現場みんなの意見です。」

    長年みていた養護学校の先生ならともかく、
    2週間みていただけの社員全員が社長にこう言ってのける。
    知的障害者の2名は、どうして、こうも人を動かしたのか??
    ここに
    「働く」=「人が動く」、「人を動かす」、「人のために動く」
    と書きますが、知的障害者の働くが、従業員たちを動かしたわけです。

    2名を採用した大山さんですが、
    それで障害者雇用に対する理解や理念があったわけではなかったそうです。
    むしろ、ちゃんと守ってくれる施設があるのに、工場で1日中働かせることに、
    どこか後ろめたさのようなものを感じていたそうです。

    そんな時に禅寺のご住職さんと席を同席するという偶然、いや必然がありました。

    「どうして彼女たちは施設より工場に来たがるのでしょう?」
    そこで住職さんがお話になられたのが、聞いたことがある人も多いでしょう。
    有名な言葉です。

    人の究極の幸せは4つです。
    1.人に愛されること
    2.人に褒められること
    3.人の役に立つこと
    4.人から必要とされること。

    障害者の人達が企業で働きたいと願うのは、
    社会で必要とされて、本当の幸せを求める人間の証なのです。」

    職場で当たり前のようにかけあう「ありがとう」「助かったよ」
    そうしたやり取りによって、人の役に立っている、必要とされていることを実感できる。
    施設で「ありがとう」ということはあっても、「ありがとう」と言われることはないのかもしれない。
    施設だけでは、人に褒められ、人の役に立ち、人に必要とされることを実感することはできない。
    だから、工場にやってくるのだ。

    そして、大山さんは決心します。
    健常者にとって当たり前すぎて気付くこのない幸せ
    それを手放したくなくて、必死にがんばる二人の「働く幸せ」を守る

    徹底的に知的障害者雇用にこだわる。
    知的障害者が働く会社が、1つぐらい日本にあってもいい。
    日本で世界のモデルとなるような知的障害者の工場をつくってやろう!
    それも純然たる民間企業として成立させてやるんだ。

    大山会長の大きな「夢」となりました。

    ★語録
    大山会長のお話の中で私が心打たれた言葉を掲載します。
    ◎今ある理解力で適応させる

    日本理化学工業では、
    障害のせいで出来ないというのは、健常者社員の責任が足りないと考えます。
    今ある理解力でどうするか?できるように考えるのが周りの責任だそうです。
    リーダーが考えて思いつかなければ、リーダーが集まって考えます。
    それでも降参なら、部長クラスが加わって考えます。
    そうやって、知恵が集まるのです。

    実際に、工夫は多岐にわたります。
    袋の文字を読まなくて済むように、色分けしたカンに袋をいれ、
    赤から出した粉は、赤の重りと天秤をつかって並行にすれば、
    誰でも間違えることなく、必要な材料の量が測れるのです。

    時計で時間が読めなければ、砂時計を使います。
    チョークの品質チェックでは、専用の容器をつくりました。
    はめて、途中でとまってしまうようだと、本来の厚みより大きいのです。
    これらは皆、社員さんたちが考えたものです。

    日本理化学工業では、健常社員に対し、知的障害者の知識に関する教育は行っていません。
    健常者の職員が、一生懸命に考える。
    障害者側には、自分の為にここまでやってくれたという思いが伝わる
    健常者職員には達成感が生まれる。

    「仕事を通してのコミュニケーションがあるから」
    大山会長は言います。

    ◎あきらめずにチャレンジすればできる。
    社員に言うだけの会社は沢山あると思います。
    日本化学工業のすごいところは、会社がそれを後押ししていることです。

    周りに迷惑をかける行為をしてしまった時、
    その場で仕事を止めて、家に帰らせるのがルールとなっています。
    家族には、本人が反省し、仕事をやりたいと言ったら、出社させてくださいと伝えてあります。
    一人より、みんなと仕事する喜びが忘れられなくて戻ってくるそうです。
    社員には、何かしらの変化があればチャレンジさせるように伝えてあります。
    何回やってもいい、何かしらの変化があれば、何回も何回もチャレンジの場を与えているのです。

    日本理化学工業では、
    1)一人一人、1年の目標をたて、写真付きで廊下に貼ります
    2)グループ分けを行い、グループ毎に、
    報連相(報告、連絡、相談)、
    PDCA(plan-do-check-act)、
    5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾) を実践しており、
    月1で発表会とMVPを決めています。

    細かいことはわらからなくても、
    相談することや、品質への意識の高まりが生まれるそうです。
    実際、不良品率が1%も下がりました。

    あきらめずにチャレンジすればできる!
    社員への押しつけでもなく、単なるストーガンでもなく、
    会社が人を信じているからこそ、場をつくり、実現しているのです。

    ◎天の神様は、どんな人にも世の中の為になる才能を与えている
    この言葉は、見学に来た小学校5年生のお礼文の中にあった言葉だそうです。
    この言葉だけを見れば、すごい小学生だなと思う人もいるかもしれません。
    しかし、一度、工場を見学されれば、誰もがそう思うであろうことに気がつくでしょう。

    あの集中力。休むことなく、モクモクとすごいスピードで仕事をこなします。
    嫌な顔せず、むしろ笑顔まで見せて。
    自分が出来ることがあるということ、自分の出来る限りのことをやっている時、
    人はあんなにも穏やかな表情を見せるのかと思います。
    彼ら彼女は正にあの場に必要な人達であり、
    どんな人にでもどこかで役に立つ力がある。
    そう、小学生が勇気づけられたのは自然なことでしょう。
    その小学生は、自分が大きくなった時に役に立てるよう、
    今がんばりたいことについても記載があったようです。

    ◎人に投げた幸せがブーメランみたに戻ってくる
    これは、カンブリア宮殿で村上龍が、大山会長に言った言葉です。

    チョークは、情報化で、いずれ使われなくなる時代が来るかもしれない。
    そんな中、様々な応援により、開発されたのが「キットパスチョーク」です。


    ※キットパスのお買い求めはこちら

    なんと、ガラスに描いても消せるチョークです。
    家の窓ガラスに自由にお絵かきできますよ!
    とてもやわらかい下記心地で、描いているだけで気持ちいいです。
    水を混ぜれば、まるで水彩画のようなタッチも可能!

    これまで学校での需要が多かったチョークですが、家庭へと用途が広がっていきました。
    それを受けて、村上龍さんが言ったのが、幸せのブーメランの話です。

    これまでの50年を振り返り、
    2.人に褒められること
    3.人の役に立つこと
    4.人から必要とされること
    をやれば、
    1.人に愛される
    ようになると、ご住職に言われたのかもしれない。
    大山会長は思っているそうです。

    日本理化学工業の話は、沢山の本が出ています。
    ぜひ読んでみてください。
    また、機会があれば、ぜひ足を運んでほしい。

    話しを聞いて、「チョーク会社だから出来たのだ」と言った人もいたそうです。
    私はそんな人に問いたい。想像力を働かせてほしい。
    ・そのチョーク会社でどれだけの人が、時間と知恵を使って、今を築き上げたのか
    ・人が会社がそこまでしてきたのはどうしてなのか?働く喜びをつくるってどういうことなのか?
    ・チョーク会社だからと、自分の誇りある仕事を見下された人の気持ちを
    ・自分は、そんなにも懸命に何かを成し遂げようとしたことがあるのか
    ・自分だけでなく、他人をも諦めている自分を

    下げるのではなく、支える。
    75点だと非難するのではなく、みんなで支えて120点にする。
    そうすれば、みんな120点がとれるじゃないか。

    エンパワメントとはそういうこと。
    日本理化学工業はエンパワメントを実現している会社です。

    志をもち、自分ができることを一生懸命やる。
    大山会長から学びました。





      


  • Posted by rika_rika at 11:26Comments(2)キャリア

    山形旅行で思ったこと

    先日、2泊3日で山形に家族旅行に行ってきました。
    家族といっても、私の親(熊本)、夫の親(栃木)、私達家族(東京)と3家族の旅です。

    3家族で旅行に行くと言うと、
    「素敵!」と言う方と、「大変ね」という方がいらっしゃるのが
    おもしろいなあと思いますが、皆さんがどちらですか?

    うちが3家族で旅行に行くのはこれで3度目です。

    1回目は、私達夫婦が結婚式を挙げなかったことにはじまります。
    以前、私のブログ「ハレの日」で、
    結婚式というのは、これまで片方の友人や家族だった人達が
    二人の友人や親戚になる、これからどうぞよろしくという場
    なのだなということを書きましたが、
    当時の私達には、恥ずかしながらそんな想いがありませんでした。

    そんな私達に、
    夫のお母さんが、「家族だけでも」という気持ちを伝えてきてくれて、
    その思いに答えるべく企画したのが、3家族での旅行でした。
    今思えば大胆なことを企画したなと思いますが、
    でも正に、「これからどうぞ末永く仲良くよろしくお願いします」
    そんな気持ちがありました。

    2回目は、息子の七五三(五歳)の時です。
    私の親が九州なので、そうそう東京に出てきませんから、
    東京で息子のハレの姿を見てもらって、
    せっかくだからそのまま旅行に行こう!と計画しました。

    3度目が今回です。
    今回は私の父から言い出しました。嬉しかったですね。
    今年で77歳になった父の口癖は、
    「今回が最期の旅行かもしれないから」。
    実際、そんな思いもあるのでしょう。
    そんな中、3家族での旅行を提案する父と、
    一緒に旅行したいと思わせる夫の親に感謝します。

    今回旅行をしていろいろ想った事があります。
    1)親にとって
    旅行中、私の父が、夫の両親に対し、
    「あの二人はほんと性格がよかもん」と言っているのを聞いたことが、
    この旅行の一番の収穫でした。
    親は子供が大きくなっても親であることは変わらない。
    娘がこの人達ならばと思える家庭に嫁入りしたこと、
    家族安泰でいることは、きっと最も安心できることなのではないでしょうか。
    私も40すぎましたが、九州と東京と遠く離れていて、
    何もできていない自分を感じる日々ですが、
    今回の旅行は、自分が家族と仲良く過ごすこと。
    それこそが、自分が娘として親孝行できることなのだ。
    ということを実感し、また嬉しく思いました。

    2)私にとって
    夫の実家は栃木と東京から近いので、数ヶ月に1回は会う間柄です。
    正月は毎年夫の実家ですし、息子も先週、夫の実家に1人泊まりをしたばかりです。
    それに比べると、私の実家は九州ですから、電話がコミュニケーションの手段で、実際に会うのは1年に1回ぐらいです。
    息子が小さい時は、私の親に息子を会わせることができることが、
    親孝行だし喜びでもあったのですが、今回の旅はちがってきたなと思いました。

    夫が、私の親を本当の親のように親しく過ごすのを見るのが、一番の喜びなのです。
    結婚式をしませんでしたが、
    「これからどうぞ末永く仲良くよろしくお願いします」が
    できあがっているなということを実感し、嬉しく思いました。

    3)息子にとって
    おじいちゃん、おばあちゃん4人に囲まれて、
    それはもう息子は嬉しそうでしたが、その光景を見ていて、
    先日の映画「うまれる」のイベント『家族記念日』でつるのさんが言っていたことを思い出しました。

    家族の文化ってこうやってつくられていくのだなって。

    両方の親が仲良く旅行に行く風景、記憶。
    子どもが両方の親からかわいがられる風景、記憶。
    こういった風景や記憶が、この後の息子の彼女や奥さんとの関係、彼女や奥さんの両親との関係に影響してくるのではないかということです。
    私も、「息子の彼女や奥さんと、一緒に色々行きたいし、
    これを良しと思う人がいいなあ。」と思いつつ、
    相手の女性から見ると、マザコンと見えるのかしら?とも心配して(笑)

    マザコンかどうかの判定って、
    実際の度合い×見る側の家族に対する考え方なのだと思います。
    前者に気をつけつつ、家族を大切にすることに男性・女性の偏見がなくなること、
    男性女性関係なく、身近で大切な家族という関係をもっと大切にする時代になるといいですね。

    今回の旅行は、まずはやっぱり家族!
    できることからしっかりと。と思った旅でした。
      


  • Posted by rika_rika at 11:38Comments(0)ご縁・集う・つむぐ

    家族記念日

    映画「うまれる」のイベント『家族記念日』に行ってきました。

    『家族記念日』というタイトルなのに、1人で行くのも
    矛盾しているなと思い、思いきって夫と子どもを誘いました。
    二人はなんだかわからないまま会場へ。
    息子なんて、学童休めるのは嬉しいけど、
    会場でじっとしているなんてつまんない!といった反応。
    まあ、とにかく付き合って。となだめながら連れて行きました。

    会場の場所がまた私にとっては思いで深いところでした。
    虎ノ門です。息子を産んだ虎ノ門病院のすぐ側の会場でした。

    この道は、家族ができたとわかった後、何度も何度も通いました。
    これまで私の一部だった生命が、1人の人として歩みだした場所でもあります。

    子どもが2歳の時、喘息で緊急入院したのも虎ノ門病院でした。
    近所の医大など大きな病院を3件電話したけど、空いていなくて、
    すがるような思いで電話して、急いで来てください。
    の言葉がどんなに嬉しかったか。

    私はこの息子の入院をきっかけに、
    仕事を辞め、フリーになることを選択したので、
    私が仕事と家庭に対して、どう取り組みたいのか、
    真剣に考えた転機の場でもあります。
    そんな虎ノ門に、またこうして『家族記念日』というイベントで、
    家族3人で訪れるのも不思議な縁です。

    『家族記念日』のイベントに入ると、子どもが沢山いてホッとしました。
    私と同じように、家族のことを大切にしたい人たちが、
    家族に声をかけて集まったのでしょう。
    息子はそれでも、居心地が悪そうで、ぶつぶつ言っていましたが、
    不思議なことが起きました。

    映画「うまれる」の挿入歌が3本、その場で披露されたのですが、
    2本目の曲が始まるとまもなく、
    横で息子が目をこすっているなと思っていたら、
    そのまま、体を小さく丸めて、泣きはじめたではないですか。
    一生懸命声を殺しながら、泣くのを止めようとしながらも、止まらないようです。
    おなかが痛いのか?と思いながら、
    一方で曲に感動したんだなという確信も持ちながら、
    背中をたださすっていました。

    会場では、何があったのかを聞いても、
    だまって首を振るだけで教えてくれませんでしたが、
    帰りの電車で、「恥ずかしい」といいながら教えてくれました。

    自分は幸せなのだなと思ったときに、お父さん、お母さん、ありがとう
    という気持ちが浮かんできて、涙が止まらなくなったそうです。

    自分が今ここにいる奇跡、家族一人一人との出会い、
    ありがたさ、正に”有り難さ“を感じとる

    そんな有り難さを感じるような会話を家族とできたらいいですよね。
    映画でもいいのです。テレビのニュースでもいい。
    きっかけはなんでもいい。

    家族の有り難さを感じたとき、誕生日などの特別な日でなくてもいい、
    『家族記念日』といえるのかなと思いました。

    息子曰く、「毎日だよ。」
    昨晩、歯磨きをしながら言ってくれました。
    「ありがとう。
    沢山人がいる中で、ママたちのところに来てくれてありがとう。」

    恥ずかしがらずに、こんな会話を子どもとも夫ともできる家庭にしたいな。

    そうそう、つるのさんは、奥さんに
    「ありがとう」「きれいだね」「素敵だね」「好きだよ」
    と言っているそうです。

    伝え上手、甘え上手

    家庭に限らず、世の中HAPPYにするキーワードかも。

    映画「うまれる」は秋公開です。ぜひご家族と見てください♪
      


  • 映画『空気人形』

    私のだいだい大好きな監督。是枝裕和監督の作品です。
    もう1年近くたつのですね。2009年9月公開の映画。
    公式サイトはここ



    【STORY】
    私は「心」を持ってしまいました。持ってはいけない「心」を持ってしまいました
    古びたアパートで持ち主である秀雄と暮らす空気人形。
    ある朝、本来持ってはいけない「心」を持ってしまう。
    秀雄が仕事に出かけると、洋服を着て、靴を履いて、街へと歩き出す。
    初めて見る外の世界で、いろいろな人間とすれ違い、つながっていく空気人形。
    ある日、レンタルビデオ店で働く純一と出会い、その店でアルバイトをすることに。
    密かに純一に想いを寄せる空気人形だったが…。
    「心」を持つことは、とても嬉しくて、とても切ないことでした”

    【感想】
    映画の中でこの映画を象徴する詩があります。
    詩人吉野弘さんの「生命は」という詩です。
    -------------------
    生命は
    自分自身で完結できないように
    つくられているらしい
    花も
    めしべとおしべが揃っているだけでは
    不充分で
    虫や風が訪れて
    めしべとおしべを仲立ちする

    生命はすべて
    そのなかに欠如を抱き
    それを他者から満たしてもらうのだ

    世界は多分
    他者の総和
    しかし
    互いに
    欠如を満たすなどとは
    知りもせず
    知らされもせず
    ばらまかれている者同士
    無関心でいられる間柄
    ときに
    うとましく思えることさも許されている間柄
    そのように
    世界がゆるやかに構成されているのは
    なぜ?

    花が咲いている
    すぐ近くまで
    虻の姿をした他者が
    光りをまとって飛んできている

    私も あるとき
    誰かのための虻だったろう

    あなたも あるとき
    私のための風だったかもしれない
    -------------------
    空気人形は心をもったけれど、体の中は空っぽです。
    空気がないとしぼんでしまう。
    でも、いっぱいつまっているはずの人間も、
    同じようなもの、人間も空っぽだと言います。

    互いに
    欠如を満たすなどとは
    知りもせず

    私も誰かのための虻となっている
    誰かが私のための風になっている
    そんなつながりに気付いた時、人は空っぽではなくなるのかもしれません。
    空気人形が人と出会うことで、心をもったと感じたように。
      


  • Posted by rika_rika at 15:08Comments(0)Colors

    Colors

    以前ブログでもお知らせしたとおり、今度9月11日(土)にも開催しますが
    「TRUE COLORS」というエンパワメントプログラムをやっています。
    そのせいか、何かと「COLORS」「イロイロ」という単語に敏感な私です。

    この夏、「COLORS」「イロイロ」といった単語がつくイベントが幾つかあるのでご紹介します。
    この夏いかがでしょうか?

    【Colors of EARTH】
    8月14,15日 六本木ヒルズで行われるイベントです。
    詳細はここ


    ★ライブ★
     8月14日(土)
      14:00~ カリビアン:パノラマ・スティール・オーケストラ
      17:00~ 沖縄:新良幸人・よなは徹(with琉球國祭り太鼓)
      19:00~ タヒチアン:メヴィーナ・リーファウ
     8月15日(日)
      14:00~ アフリカ:Tchiky's
      17:00~ パーカッション:越智兄弟
      19:00~ バリ:シダカルノヤコ

    ★ワークショップ「踊って、奏でて、世界の文化を感じよう!」★
     ※参加費:無料
     ※定 員:各回50名程度 12時から受付

     8月14日(土)
      13:00~ エイサー
      16:00~ タヒチアンダンス
     8月15日(日)
      13:00~ パーカッション
      16:00~ ケチャ

    【イロ イロ】
    東京国立近代美術館で8月29日まで開催です。
    詳細はここ



    ★親子でタッチ&トーク★
    参考作品や工程見本などを手にとることができます。
    会場で展覧会の見どころや、作品にまつわるエピソードも紹介。

    会期中の 毎週水・土曜日
    各日とも14:00~(1時間程度)

    ★こどもセルフガイド★
    色の不思議をのぞいてみよう!
    スタンプラリーも楽しめます。
    ぜんぶ集めた方には、プレゼントを差し上げます。
    対象:3歳~小学6年生
    先着2,000名

    ★イロ×イロカード★
    対象:3歳~小学6年生
    先着2,000名
    あなたが感じた色の力をカードにあらわして、白いボードを埋めつくしましょう。

    【映画 カラフル】8月21日(土)公開
    公式サイトはここ

    直木賞作家・森絵都の同名小説をアニメーション映画化した作品。
    自殺した中学三年生の小林真の身体に"ぼく"という魂が宿ることで再生し、
    周りとの関係が少しずつ変化していき、大切な事に気付かされていくというストーリー  


  • Posted by rika_rika at 13:41Comments(0)Colors

    大変

    大変という字は、

    大きく変わる

    って書くんだ。

    であれば、辛いだけじゃないよね。

    大変な私。
    成長している私。




      


  • Posted by rika_rika at 15:49Comments(0)キャリア

    チャレンジの場

    夏休みですね。

    私が所属している「公益法人ジュニア・アチーブメント日本」では、
    毎年この時期、夏休みを利用して、高校生向けのイベントを複数開催します。

    ★英語でチャレンジ!ビジネスプランコンテスト
    全国の高校生を対象にしています。1チーム2人で出場します。

    今年のお題は、「中国でエコフレンドリーなサービスを展開する」でした。
    全国から集まったビジネスプランを審査し、通過した7組(14名)が国内決勝に進出しました。
    上位3組は、シンガポールで行われる国際大会に出場できます。

    早めに来て、練習する高校生たち。緊張がみなぎっています。
    通過して、プレゼン準備までは2週間。
    その間に、パワーポイントの作成、試作品制作、プレゼン準備をしなければいけません。
    それだけでも、ハードルが高いのに、全て英語です。

    しかし、彼ら彼女は、とてもしっかりしていました。
    社会人(しかも、企業のTOPや大学教授)を前にして、堂々と発表。

    彼ら彼女をみていて、思ったことがあります。
    しっかりしている、堂々としているのは、
    いかに、やるだけのことをやったかではないかと。

    結果発表では、勝った人は大声を出したり、抱き合ったり、泣いたりで大喜び。
    負けた人は口をきゅっと絞って、悔しさをかみしめていました。
    でも、その後、自分たちのどこを改善したらいいのか審査員に尋ね、
    来年に向けて、早くも意欲を見せていました。

    勝った人は、シンガポールで他の国と高校生と競い合います。
    新しいお題が出るので、いちからはじめなければいけません。
    しかも、猶予は1日半。徹夜覚悟の真剣勝負。

    子どもにチャレンジの場を!

    やるだけのことをやったと思える体験。
    自分はここまでできるんだという自分への信頼。
    パートナーがいることの心強さ、互いに補いあう感覚、有難さ。


    勝とうが負けようが、一度乗り越えられたら、また乗り越えられると思えるものです。
    自分はやれる。チャレンジできる。
    そんな感覚を身につけるには、体験しかありません。

    子どもたちにチャレンジの場を!

    ビジネスプランコンテストの詳細はここ

    ★都立高校生ジョブシャドウ
    詳細はここ

    今年で4回目。
    東京都には180ほどの都立高校がありますが、
    その中から希望者を募り、
    最大120名の高校生にジョブシャドウに参加してもらうものです。

    ジョブシャドウとは、
    「人がしている仕事を見るのではなく、仕事をしている人を見る」プログラムです。
    その名の通り、シャドウ(影)のように社員にくっつき、
    仕事をしている人の取り組み姿勢をじっくり観察し、
    そこから何かを感じる、発見する機会を与えるものです。

    仕事というものは、人がしているということを実感します。
    会社という組織は、人が動かしていることを実感します。

    ここがとても大きいのです。
    決して、言われたことをやっているだけではない。歯車ではない。
    一人ではやるわけではない。仲間とやればいい。
    とっても疲れるけど、疲れるだけではない。
    仕事を通して、人が得ているもの。
    お金だけでなく、やりがいや、成長や、つながりなど。
    いろんなことを体感することができるのです。

    決して、適正検査では、進路指導や個人カウンセリングでは得られない
    体感が、ジョブシャドウにはあります。

    お父さんは、毎晩カップ酒だけど、今日はビールを飲ませてあげたい
    といった高校生がいました。

    大変!だけどやれると思った。といった高校生がいました。

    「大変」という言葉には、マイナスの要素だけでなく、
    チャレンジや成長の意味があるんだよ。

    ★キャリアメンタリングプログラム
    養護施設の高校生を対象にしたプログラムです。
    養護施設の高校生は、卒業したら施設を出なければいけません。
    進学や就職も大きな転機で、一般の高校生にとっても困難な出来事ですが、
    彼ら彼女は、生活の基盤である家もなくなるのです。

    就職する高校生は、住み込みや寮がある職場を探すなど、
    選択肢も少なくなります。

    また、DVなどで施設に入った子どもが多いため、
    自分に自信をもつことや、コミュニケーションに不安を抱えている子も少なくありません。
    新しい環境に大きな不安を抱えているのです。

    このプログラムは、大人1人がべったり、まる1日、高校生に付き添います。
    その中では、
    ・就職スキル(自分の良さを引き出す、自分の良さを表現する)の向上
    ・自己効力感の向上
    (はじめて出会った大人が、1日かけて真剣に耳を傾け、共感し、相談に乗る。
    なんとか踏み出せそう、なんとかがんばっていけそうという思いの向上)
    を目的としています。

    このプログラムは、今年で5年目ですが、毎回感動します。

    一人の大人と一人の高校生が出会った偶然と必然。
    人と人の関係において、
    支援する側と支援される側、一方的な関係はないという確信。

    私たちは、出会った人といつでもエンパワメントしあえる力を
    もっている


    エンパワメントは一方通行ではない。
    あなたが相手に対し、エンパワーしようと関わった時、
    あなたもきっと、あたたかく、そしてなんともいいようのない
    自己肯定感や感謝を感じることでしょう。

    それが人がもつ力なのだと思います。
    一人一人できることから。  


  • Posted by rika_rika at 10:30Comments(0)キャリア

    エンパワメントプログラム『TRUE COLORS』のご案内

    9月11日(土)の午後に、
    私のライフワークでもあるエンパワメント活動の一環として、
    『トゥルーカラーズ』の入門講座を行います。

    この金額でやるのは、今回が最後かもしれません。
    ご興味のある方はぜひお申込みください。
    皆さんにお会いできるのも楽しみです♪

    ------------------
         エンパワメントプログラム
    TRUE COLORS入門講座のご案内

    人間関係が楽になる!自分の力が出せる!
    エデュテイメント&エンパワメントプログラム
    ------------------

    <エンパワメントとは>
    一言でいえば「力をつける」ことです。
    ただし、単なる能力アップではなく、
    自分の責任において行動を選択し、問題を解決し、
    やりたいことをその人なりに実現していけるよう
    「もともとその人が持っている力を信じ、
    それが発揮できるようにする」という考え方を土台としていています。
    その実現のために、一人一人に働きかけるだけでなく、
    周囲と対等に支えあう関係づくりや、それを可能にする社会システムの
    創出にも重点をおいています。

    <TRUE COLORSとは>
    日本サイトはこちら
    本国サイトはこちら

    指導・監修:ハワード・カツヨ
     カリフォルニア州立大学フレズノ校名誉教授・教育学博士・カウンセラー
    講座運営&ファシリテーター認定:アスク・ヒューマン・ケア(AHC)

    人によって、どんなことを優先し、
    何が自分にとって自然で心地よいと感じるかは異なります。
    そのため、伝わりやすいコミュニケーションの方式や、
    自分らしく生きるために必要とするものが違ってくるのです。
    人の気質をオレンジ・ブルー・ゴールド・グリーンの4つのカラーにして、
    理解しやすくしたのがTRUE COLORS(トゥルーカラーズ)です。
    TRUE COLORS(トゥルーカラーズ)は、
    性格診断や占い、気質の分析ツール、適職診断ツールではありません。
    自分の持ち味を知る。お互いの違いに気づく。その違いを活かして繋がる。
    人間関係が楽になり、個人としても、チームとしても、力が出せます。
    そんなエンパワメントのためのプログラムです

    <3つの柱>
    自分を知る
    相手を知る
    違いを受け入れる

    <特徴>
    ◎気質を4つのカラーで表現
    「人を4タイプに分類する」のではなく、
    「4つのカラーが自分の中にどんな順番で組み合わさっているかを考えます」

    特別な用語や難解な理論を勉強しなくても誰にでも理解できるため、
    職場のチーム・学校・家庭で使える、実践できます。

    ◎エデュテイメント形式
    エンターテイメントとエデュケーションを合わせた造語
    遊びの要素が含まれているために、グループで学びやすく、
    やっかいな人間関係でも深刻にならずに捉えなおすことができます。

    <広がり>
    世界的には、教育・医療・企業・カウンセリング分野など幅広く使われています。
    企業では、マイクロソフト、ディズニー、Googleなど大手の企業が
    チームビルディング研修に取り入れています。
    日本ではハワードカツヨ先生が、アスクヒューマンケア
    と共同で日本版を開発し、
    2008年から講座がスタートしたばかりのプログラムです。

    <講座情報>
    【講座名】:True Colors入門講座
     ※入門講座の詳細:ここ
    【日程】:9月11日(土)
    【時間】:13:30~17:30(受付13:10~)
    【場所】:アカデミー文京 学習室(水道橋)
    場所はここ
    東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」より徒歩1分
    都営地下鉄三田線・大江戸線「春日駅」より徒歩1分
    JR総武線「水道橋駅」より徒歩8分

    【費用】:通常9450円のところ、2500円(テキストとカード代込)
    【参加者数】:30名
    【持参するもの】:ペン1本、動きやすい格好、遊び心
    【その他】:この講座を受講した人は「入門講座修了者」としてみなされます。
     ※入門講座後、上級講座に進みたい方はこちら
    【ファシリテーター】:鷺島利佳(TRUE COLORS JAPAN認定ファシリテーター)

    <申し込み方法>
    今回この講座はNPOほっとハートの9月ラボとして開催します。
    メールの件名を「9 月ラボ申込み」とし、
    メール本文には、
    ①お名前:
    ②連絡先メールアドレ
    ③何で知ったか:
    をご記入の上、
    info@npo-hh.org 宛てにメールでお申込みください(担当:髙田)
      


  • Posted by rika_rika at 12:15Comments(1)お知らせ・募集

    映画「うまれる」の完成前試写会に行ってきました

    以前、ブログでもご紹介したことがある
    映画「うまれる」の完成前試写会に行ってきました。
    <映画概要>
    わたしたちは何故うまれてきたの?
    感動出産ドキュメンタリー映画

    試写会は何度も行ったことがありますが、
    完成前の映画を観るのは初めての体験でした。

    完成前なので、映画の内容に触れることはできませんが、
    お勧めです!

    わたしたちはみんな、うまれて今ここにいるわけですから、
    みんなが観て損のない映画だと思います。

    自分がうまれてきたこと、家族のこと。
    自分がみているようでみていなかったことがあるかもしれない。
    私がこどもを生んだ時に、たくさんの愛情に支えられていることに気づいた
    あの感動がこの映画にはありました。
    この映画をみて気づくことがあるかもしれません。
    自分にそんな気づきの時間、癒しの時間を2時間だけ与えてあげませんか?
    そう思えた映画です。

    2010年秋、シネスイッチ銀座で公開。

    なお、公開前に1つイベントがあります。


    ◆タイトル:家族記念日~私達が家族になった瞬間~
    ◆日付:8/16
    ◆場所:東京都虎ノ門にあります「ニッショーホール」
    ◆費用:1人3000円
    ◆内容:
    1.ナレーションを担当するつるの剛士さんをお呼びした記者発表会
    2.パネルディスカッション:「家族記念日」
    3.ミニコンサート
    ※映画本編内で使われる曲を披露します。
    4.映画「うまれる」ダイジェスト映像上映

    ◆ゲスト:
    つるの剛士さん(歌手/俳優)
    三砂ちづる先生(疫学者/作家)
    大葉ナナコさん(バースコーディネイター)  

    ◆申し込み:こちら

    ちなみに、私は家族3人で参加します。
    ぜひ、ご参加下さい。  


  • Posted by rika_rika at 16:03Comments(0)お知らせ・募集

    許し

    先日、ファミリーファシリテーターの研修に参加しました。
    ファミリーファシリテーターというのは、
    家族療法の知識がある
    (家族の構造や、家族サイクルに伴う課題、DVやニートフリーターなど個別の問題など)者で、
    家族を対象としたワークショップの促進役(ファシリテーション)を行う人のことです。

    アルコール依存や子育て支援など、
    自助グループ(ピアワーク)はいろいろありますが、
    ご自身が体験者ということで関わっている場合、
    家族療法やカウンセリングなどの専門家が
    ファシリテーターをやっている場合があり、
    後者のケースです。

    先日は、その集まりに、
    ファシリテーターとしてではなく、参加者役として参加しました。
    いいカウンセラーになるには、クライエント経験を沢山しろといいますが、
    ファシリテーターにも同じことが言えて、参加者として参加することで、
    参加者としての心の動きや、グループが持つ力を実感することができ、
    それが、ファシリテーターをやる上で、力になります。

    今回のテーマは「介護」でした。
    私は20歳の大学生役で参加しました。
    ただ、今回、いつもとは違ったのは、別人になったのではなく、
    名前こそ偽名ですが、20歳の当時の私になって参加しました。

    実は、私は、祖母の介護の件で、ずっと引きずっていたわだかまりがありました。
    それに気づいたのは、カウンセラーになってからです。
    クライエントが介護の話しをはじめると、
    クライエントの話しを聴けない自分に気付いたのです。
    クライエントの話しを聴きながら、
    自分の過去のことを回想したり、そのことで自分の気持ち動いてしまう。

    大学の時に、母が実の母ではなく、その妹さんを家に引き取りました。
    目が見えないせいか、結婚もされておらず、
    本家である母の姉の家にいたのですが、母の姉のご主人と折り合いが悪く、
    母が引き取ることにしたのです。

    環境がかわったせいでしょうか、目も見えませんから、
    不安な要素がたくさんあったのだと思います。
    だんだん、認知症が出てきてしまい、
    ついには、引き取った母を、かわいがっていた私に間違えるぐらいになりました。

    母は専業主婦で、1人で看ていました。
    私はというと、大学に入って自由になったばかり。
    楽しくて毎日出歩いていました。
    今思えば、私ができることは沢山あったのだと思います。

    だんだん母がまいっていく中で、
    これでは、家族がおかしくなってしまうと
    父と相談して、祖母を病院に入れました。
    目が見えない祖母は、夜中ベットから落ちて頭を打ち、亡くなりました。

    母は、せっかく引き取ったのに、1人で看ているのに、
    祖母は看ている母に文句を言うし、機嫌のいい時は
    私の名前しか呼ばないしで、辛かったと思います。

    そんな中、母ひとりに任せて、何もやらなかった自分

    母や看護婦さんなど女性を全て、私だと間違えるほど
    私のことをかわいがっていた祖母を病院に入れてしまった私

    あの時のことは、全てがイヤな思い出。
    罪悪感のかたまりです。自分のことを許せてなかったのでしょうね。

    カウンセラーになって、そんな許せない自分を抱えていることに気づき、
    カウンセラーとしてニュートラルな状態でクライエントの話が聴けるように、
    ゲシュタルトなど、自分がカウンセリングを受けるなど、
    自分を許せるための工夫はここ数年してきました。

    カウンセリングではないですが、
    レーシックの手術の体験は大きなものでした。

    私、先端恐怖症だったのです。
    これも目が見えなかった祖母が影響していると感じていました。

    先端恐怖症の私がレーシップ手術を受ける。
    目が見えなくなるかもしれない。
    すごく怖かったです。
    結果、天罰があたることもなく、
    手術してしばらくは目が普段どおりではなかったのですが、
    その間、聴覚や触覚で過す体験をしました。
    そのときに、私はずっと祖母のことをかわいそうだと思っていたのですが、
    目が見えない分、それ以外の感覚が研ぎ澄まされ、
    目が見えると感じないすばらしい体験があることを知りました。

    祖母はかわいそうではなかったんだ。
    私は何度も、おばあちゃんに「楽しい?」と聴いて、
    おばあちゃんは、その度に「楽しい」と答えていましたが、本当だったんだと思いました。
    そのときに、とてもとても救われました。

    そんな経験もあって、今回のクライエント役は
    あの時の自分で、私がカウンセラーとして苦手に感じていたテーマで参加してみたかったのです。

    介護に関わる人が集まる中で
    ある実の母を介護している女性から思いがけない話がでました。

    辛いけど、
    娘など家族が母親と話しをしている時間は、
    その時間、自分が別のことができるし、
    介護される側の母親も気持ちも明るくなったり、
    その雰囲気にホットできると。

    そして、ファシリテーターに、
    娘さんの立場として参加されていますが、
    今のをお聞きになってどう思いますか?と振られました。

    実の母の気持ちも、祖母の気持ちも実際聴いてないけど、
    もし、母がそのように思っていてくれるなら、嬉しい。

    ここまで言って、泣きそうになって言葉がつまってしまいました。

    いてくれるだけでいい。
    それって最高の許しです。

    なんか、なくなった祖母からもういいんだよ。
    と言われているような、そんな気持ちになりました。

    こういうことってあるんだな。

    家族って大切なだけに、言いたかったのに言えてない言葉、
    いってもらいたかったに言われていない言葉
    それが、ずっとわだかまりになって残っていることがあります。

    実の相手に言えたら、言ってもらうのが一番ですが、
    こういう疑似体験も可能なんですよ。

    同じような体験をした人の集まり、
    もしくは違う体験の人の中でも起こります。
    グループの力ってすごいんです。

    いい体験ができました。
    私にとって、ずっと引きずってきたことと、
    ようやくさよならできるかな。  


  • もう1つの道

    rikarikaです。

    仕事でてんぱっていました。
    1週間以上も、ブログUPできなかったのに、
    毎日65~90のアクセスがあったことを嬉しく思います。

    実は書きたいことは沢山ありました。人には会っていたので。
    まずは、リヒテルズ直子さんとイエナプランについて

    リヒテルズ直子さん
    オランダの教育事情や、『画一から個別へ』の方向で進められた
    オランダ教育改革の牽引力となったイエナプランに詳しい方です。

    イエナプラン
    20の原則のうち、人と共同社会に関する原則を挙げます。
    (日本イエナプラン教育研究会より抜粋)

    A.人について
    1. 各人はユニークである。つまりたった一人の存在である。
      だから、すべての子供とすべての大人はそれぞれ、
      かけがえのない価値を持っている。
    2. その人がその人らしく発達する権利を持っている。
      その人らしく発達するとは、次のようなものによって特徴付けられる。
        ・独立性
        ・自分で(批判的に)判断する意識を持つこと
        ・創造性
        ・社会的正義へ向かう態度
    3.各人はその人がその人らしく発達するために次のようなものと
      個別の関係を持っている。
        ・他の人々
        ・自然や文化についての感得できる現実
        ・感覚によっては経験できない現実
    4.各人は常に人まとまりの人格を持った人間として認められ、
      可能な限りそのように待遇され、話しかけられるべきである。
    5.各人は文化の担い手、また、文化の改革者として認められ、
      可能な限りそのように待遇され、話しかけられるべきである。
    ※解説はここから

    B.共同社会について
    6.人は、各人のかけがえのない価値を尊重する
      共同社会を目指して働くべきである。
    7.人は、各人のアイデンティティ(個性)の発達のための場と
      刺激が与えられる共同社会を目指して働くべきである。
    8.人は、お互いの間の相違や変化を、公正と平和と建設性に基いて
      受け入れる共同社会に向けて働くべきである。
    9.人は、地球と世界空間を尊重しかつ注意深く守る
      共同社会を目指して働くべきである。
    10.人は、自然資源と文化資源とを、将来の世代のために
       責任をもって用いる共同社会を目指して働くべきである。
    ※解説はここから

    望ましい人間像、望ましい社会を吟味し、これが教育を方向付けています。
    単純に羨ましいですね。

    学校で学ぶ我が子は、自分が何故今勉強しているのか、言えるのでしょうか?
    私たち大人は、子どもが「なんで勉強するの?」と問う時、答えることができるでしょうか?
    学校や家庭を通して、私たちはどんな人、社会を創造したいのでしょうか?

    もう1つ羨ましいのが、
    大切にされていることが、個の尊重、多様性の尊重、共生だということです。

    リヒテルズ直子さんの言葉が印象的でした。

    中立な社会をつくるには2つのやり方がある。
    1つ目のやり方:色を抜いて同じにしようとすると、権力争いが起きる。
    2つ目のやり方:どの色もOK、共生しようとするとで新しい道が開ける

    >リヒテルズさんの言葉を要約しています。

    日本では、
    中流階層思想にしろ、終身雇用制にしろ、
    みんなが同じように幸せになろうとした時代がありました。
    きっと、右肩上がりの時は、多くの人がその波に乗れたので、
    問題が見えづらかったのかもしれません。

    でも、実際は生きづらさを感じていた人はいたのではないでしょうか?
    カウンセリングの世界では、それを表現できる人が訪れます。
    ・自分に自信がもてない。
    ・人間関係のトラブル。
    自分やコミュニケーションに自信がない人が沢山います。

    1つの色にしようとすると、やり方は2つ。
    相手を染めるか、自分が染まるか。
    相手との緊張が起きるのは無理がありません。
    常に自分ではない何かと比べなければいけないのであれば、
    自分に自信がなくるのも無理がありません。

    みんな違ってみんないい。
    私たち一人一人も、色を出し合い、
    もう1つの共生の道を探りたい。


    強く強く願います。  


  • Posted by rika_rika at 13:49Comments(0)Colors

    息子のやけど

    週に2回、ブログUPを心がけていましたが、
    今回1週間ほど空いてしまいました。

    みなさん、お元気でしたか?

    実は、先日息子がヤケドを負いました。
    足のももの内側です。
    熱湯(正確にいうとブタメンのスープ)で濡れた
    ズボンとパンツを下ろしたら、
    皮膚の表面がベロっと広範囲むけてしまい、
    そこから息子が大泣き。
    痛いし、怖いし、後悔etcいろんな感情が入り混じったことでしょう。
    夜で近所の病院も開いておらず、
    東大病院に電話して事情を話したところ、
    救急で来てくれということで、
    20KG以上ある息子をおんぶして、タクシーを拾い、病院まで行きました。
    小2の息子をおんぶすることなど無いと思っていましたが、
    本当に火事場の馬鹿力ですよね。

    今はお陰さまで元気です。
    ただ、お風呂にはしばらく入れないので、
    体をタオルで拭いてあげる生活が続いています。
    学校のプールも始まったばかりですが、
    1学期中は入れなさそうです。

    ただ、悪いことばかりじゃなくて、
    その分、体へのタッチや心のタッチ(会話)も増えるので、
    この時期を大切に過ごしたいなと思っています。

    夏に入ると、いろいろ事故や食あたりなどの病気も増えがちです。
    みなさんもどうぞ、お気をつけて。体をごご自愛くださいませ。


      


  • スローなカフェのつくりかた

    国分寺にある伝説のカフェ「カフェスロー」のオーナーでもあり、
    「暮らしをかえる、世界がかわる スローなカフェのつくりかた」の著者でもある
    吉岡淳さんのお話を聴く機会がありました。

    カフェスローをご存知ですか?
    1999年に誕生した「ナマケモノ倶楽部」の
    活動拠点の場として2001年にオープンしたカフェです。


    「ナマケモノ倶楽部」は、
    環境運動に関わる人の生活と、掲げている環境問題というテーマが
    一致しなくても問われないことに疑問を持った人たちが集まり、
    まずは自らが「自然に負荷を与えないライフスタイル」を実践しようと、
    そのための情報提供や活動の場を企画運営しているNGOです。
    そして、環境問題を経済活動からも変えていこうと、
    フェアトレードとスローライフを軸にした環境共生型ビジネスを
    「スロービジネス」と定義し、こういった社会運動を応援しています。

    「カフェスロー」はその第一号店なのですが、
    ここには、スローカフェ宣言という、マニュフェスト(公約)みたいなものがあります。

    ●ひとつ、スローカフェはオーガニックカフェ
    ●ひとつ、スローカフェはフェアトレードショップ
    ●ひとつ、スローカフェはスローフード
    ●ひとつ、スローカフェはスローマネー
    ●ひとつ、ストーカフェはインフォ・カフェ
    ●ひとつ、スローカフェはスロービジネス
    ●ひとつ、スローカフェはスローデザイン
    ●ひとつ、スローカフェは子どもと共に育つカフェ
    ●ひとつ、スローカフェはコミュニティ
    ●ひとつ、スローカフェはナマケモノ的ライフスタイル

    私が面白いなと思ったことが3つあります。
    1つは、「インフォ・カフェ」の在り方です。
    その店のコンセプトや発信したい情報を、
    ショップカードや情報誌にして店に置いてあるのはよく目にすると思います。
    カフェスローが面白いのは、店そのものが情報だということです。

    内装は珪藻土やワラ、家具はリユース商品
    料理はオーガニック、フェアトレード商品、スローフード
    その他、地球に負荷をかけない工夫が随時に見られます。
    ・ナプキンやおしぼりを置かない
    ・生ゴミを出さない(まかない料理も含めて全部使い切る)
    ・仕入れるコーヒーの栽培方法にこだわる
    ・地域通貨(利子を産まない通貨)
    etc 店に置かれているもの(結果)、そこに至るまでの過程全てに
    「環境に負荷をかけないライフスタイル」に関する情報なのです。
    具体的に具現化されたライフスイルを目にし、体験することができます。

    すごいなああ!!!

    2つ目は、「物を売る発想ではなく、物語を語るという発想」
    1つ目の「インフォカフェ」の在り方に繋がってきますが、
    どういう経緯でそれがここにあるのか、
    質問を受ければそのことを一生懸命語るスタッフの存在です。

    これはキャリアカウンセリングを業とするものとして、とても感動的なことです。
    キャリアカウンセリングで沢山の人にお会いすることは、
    同時に、沢山の職業、沢山の物語に出会うことでもあります。

    私たちが普通に目にしている商品やサービス。
    この商品やサービスの裏側には、
    沢山の人の想いや創造や協力、努力が詰まっているのです。
    そんなことを知ってしまうと、
    新商品の広告をみても、販売目的で声をかけてくる店員さんにも
    なんだか愛おしくなってしまう時があります。

    これに近いのかなと思います。
    このフェアトレード商品がその店に届くまでには、
    いろんな想いがこめられている。
    商品を扱う人が、作り手と想いを共有し、感謝し、
    また買い手とつながろうとしている。
    そんな想いや努力に感動せずにはいられません。

    3つ目は、「儲かるではなく、持続可能な経営を目指す」ということです。
    例えば、営業時間。
    通常のカフェとは違って、週休2日、11-19までの営業になっています。
    スラッフのモチベーションが高いと、自然と客への対応に反映し、
    結果的にお客さんにとって、居心地の良い場になるからだということです。

    そんな客への居心地の良さへのこだわりは、随所にみられます。
    店の空間(珪藻土、広さ、暗さ、緑)や食事はもちろんのこと、
    スローカフェでは、さまざまなイベントが開催されています。
    有名なのは、暗闇カフェ。
    今は、キャンドルナイトと言う言葉も有名になりましたが、
    当時、キャンドルの灯りだけで食事をとるというのは画期的だったようです。
    キャンドルの灯りの中、電気を使えないので音楽ももちろん生演奏。
    多くの人の心をつかみました。

    現在は、生演奏、映画上映会、ヨガやアロマテラピー、ギャラリー
    と多くのイベントが開催されています。
    カフェに来た人が、今度は主催者になる。
    そこにまた人が集まる。
    まさにコミュニティを生みだす担い手としてのカフェを成功させました。

    吉岡さんが、30年あまり務めたユネスコを退社し、
    この世界に身を投じることに影響を与えたものとして
    平和の文化
    を挙げていました。

    まず地域の中に平和の文化が育つこと
    地域の中で、平和の文化を阻害する要因をなくしていくこと
    そんな平和の文化をもった地域と地域がつながっていくこと
    これが平和をつくるということなのだそうです。

    私も5年前、キャリアカウンセラーという仕事をしている中で、
    子どもが入院し、自分の在り方を問わずにはいられない体験をしました。
    他人の子ども、社会にばかり目を向けて、自分の足元はどうだったんだろう?
    身近な大切な人を大切にできずに、周りを幸せにできるのだろうか?

    今は、
    ・身近で大切な人を大切にすること
    ・自分の経験を社会に還元すること
    の2つのバランスをとることを大切にしています。

    身近なところから、自分ができることから。

    お隣さんと挨拶していますか?
    ご主人とはどんな会話をしていますか?
    子どもが最近一番嬉しかったことはなんですか?

    平和の文化、身の回りからつくりたいですね。





      


  • Posted by rika_rika at 10:06Comments(0)ご縁・集う・つむぐ

    予防のわたしメッセージ

    宣言のわたしメッセージ
    肯定のわたしメッセージの続きです。

    今回は、6つのわたしメッセージの中の「予防のわたしメッセージ」について書きます。
    3)予防のわたしメッセージ
    他の人の協力が欲しい時、それを前もって知らせる方法です。
    何故、「予防の」かというと、
    自分が何を欲しているかという自分の気持ちを前もって知らせることで、
    対立や誤解を予防するからです。
    周りの人は、後であなたの欲求を知って驚かないように、
    前もって備えられるように知らせておくのです。

    例)
    学校からまっすぐ帰らない日は、だいたいの帰宅時間を知りたいの。
    そうしたら遅い時に心配しなくて済むから。

    仕事を私に頼む時は、いつまでに必要なのか期限を知りたいです。
    そうすれば、他の仕事と優先順位の調整ができるので、
    みなさんにご迷惑をかけることがなくなるから。

    予防は大切です。
    誰だって、急に頼まれたり、
    対立が起きてから、実はこうして欲しかったと言われても戸惑います。

    私たちは、相手に自分の欲求を知らせることなく、
    不満を言う場合が多いように思います。
    例)いつもいつも、急に仕事をふるのだから。
    (自分の欲求を満たす責任は、自分にあります)

    前もって言っているという方は、
    相手が協力を示したくならないような頼み方をしていませんか?
    例)
    遅くなる時は連絡の1つぐらい入れてよ!
    (何故、連絡が欲しいのか?心配だという気持ちが伝わっていません)

    伝え方ですが、
    「私は・・・・したい。何故なら・・・・」と伝えます
    そのためには、次のことを自分が意識していることが必要です。
    ・自分が何を求めているのか。
    ・自分の欲求を満たす責任は自分にあること。
    ・協力を頼みたい相手に、自分の気持ちを率直に伝えること(非難がましくなく)
    ・欲求を受け入れるかどうかは相手に権利があること
    (相手の気持ちや考え、判断までコントロールしないこと)

    私は、予防のわたしメッセージで随分楽しています。
    だって、対立してから向き合うのはとても大変です。
    お互い問題をもっていないタイミングで、率直な気持ちを伝えることが
    とにかく効果的でなのです。

    例えば、学校から帰ってきた息子に、
    「今日、20時から仕事の電話が入るから、
    それまでに家事を全て終わらせたいの。
    食事が終わったら手伝ってくれる?」

    食事の後に、
    「手伝って」
    「え~テレビ観たいに!」
    「テレビばっかり見て、たまには手伝いなさいよ」
    なんかより、よっぽど良いですよね?

    前もって伝えておくことで、
    息子がその時間にテレビを観たいことがわかり、
    食事を早める、録画するなど、
    双方HAPPYになるような対策を立てることができます。

    自分の欲求が自分だけでやるのは難しい。
    そんな時は、ぜひ「予防のわたしメッセージ」を使ってみてください。  


  • Posted by rika_rika at 15:03Comments(0)親業

    ワールドカフェをやろう!

    「決めない会議」、「ワールドカフェをやろう!」の著者である
    香取一昭さん大川恒さん
    「ワールドカフェ・ファシリテテーター養成コース」に行ってきました。

    前半は、著書「ワールドカフェをやろう!」をもとに、
     ・ダイアログやワールドカフェ
     ・ワールドカフェの企画準備とファシリテーションについて
     ・ワールドカフェの事例紹介
    がありました

    事例紹介では
     ◎企業におけるワールドカフェ
     ◎地域活性化のためのワールドカフェ
      ・京都市未来まちづくり100人委員会設立総会
      ・宇都宮プライドのキックオフ
     ◎読書会としてのワールドカフェ
      ・アジア・プロアクティブ・パートーナーズ
     ◎NPO法人でのワールドカフェ
      ・日本ファシリテーション協会九州支部のワールドこたつ
     ◎プロチームでのワールドカフェ
     ◎海外でのワールドカフェ
    について説明がありました。

    後半は、
    実践編として、問いの決め方について解説を受けた後、
    実際に自分が企画したいワールドカフェについて、
    ワールドカフェの目的、参加者、問い、プロセスなどを考えました。

    個人で設計後、グループで意見交換をし、又、必要に応じて、香取さん、大川さんから個別アドバイスを受けることもできます。

    また数例に関しては、セミナー参加者全員で、質問したり、こうしたほうがいいのでは?とアイデアを出し合い、どんどん洗礼されていく様を目のあたりにしました。

    今回のセミナーで学んだことは、
    1)ワールドカフェは手段である
    ワールドカフェは楽しく気軽にできて、参加者の満足度も高いので、
    これまで会議でやっていたことを、ワールドカフェでやってみようかな?と
    ワールドカフェをやる前提で企画しがちなのですが、
    やはり大事なのは、
    どういう集団または個人に対してどういう状態になってほしいか?
    という目的の明確化です。


    その目的を実現する上で、そもそもワールドカフェが効果的なのか?
    ワールドカフェをやる場合でも、ワールドカフェだけでいいのか?
    といった、手段の選定としてのワールドカフェがあり、
    ワールドカフェでやろうという段階になって、
    どういう問いが必要なのか?
    誰をどのように集めたらいのか?
    etcという詳細設計に移っていきます。

    私が以前、ブログに書いたような大川みどりさんのワールドカフェは、
    「キャリアチェンジ」とった個々に関することがテーマなので、
    それぞれがそれぞれの気付きを持ち帰ることできれば、成功だと思います。

    企業や行政でやる場合だと、
    ・新しいアイデアを活発に出す場にしたいのか?
    ・課題の共有をしたいのか?
    ・組織の求心力となる価値観の共有をしたいのか?
    ・コミュニケーションが活発で関係性の高い組織をつくりたいのか
    ・決定にも自ら関わり、自ら動く組織にしたいのか?
    ・執行部に提言を行うための重要な情報収集活動にしたいのか?
    etc、さまざまな目的があり、
    主催者自身が明確にしておかないと、
    また、組織とコンセンサスがとれていないと、
    楽しかったけど、結局どうなったの?というワールドカフェになると思いました。

    2)信頼関係が前提
    ワールドカフェは、たくさんの人としての喜びを生みだします
    ・自己を解放する喜び(語ることの浄化作用)
    ・違いを認め合う喜び
    ・互いがもっている知識や経験を伝えて刺激しあう喜び
    ・新しい気付きやアイデアがうまれう喜び
    ・価値感を共有する喜び etc

    しかし、出てきたアイデア、価値観、理想に対し、
    個々が行動を選択する場面になると、
    失敗すると責任をとらされるのではないか?といった
    日ごろの上司や組織との関係性が急に立ち上がってくることがあります。

    これを、課題や組織を変えるチャンスだと組織側が捉えるのか、
    せっかくワールドカフェをやったのに、結局行動に結びつかない個人ばかり
    だと捉えるのか大きな違いがあると思いました。

    3)企画側も皆でわいわい
    今回、まずは個人で設計し、グループや全体で意見交換をしましたが、
    やはり、質問されることで、目的や悩みどころが明確になり、
    それに伴い、自分やみんなからアイデアが湧き上がるという体験をしました。

    ワールドカフェに関わらず、準備9割本番1割とはいいますが、
    やはり、準備段階でしっかり揉むことで、
    本番はホスト(もてなしの空間づくりと場のホールド)に専念できることを実感しました。
    主催者側も一人でなく皆でわきあいあいとやりたいですね。

    なお、ワールドカフェですが、お手軽に500円~1000円で参加できる場があります。
    ワールド・カフェ・コミュニティ・ジャパン
    アニメカフェなど参加しやすい身近なテーマから国際協力など
    さまざまなテーマで開催されます。ぜひご参加ください。





      


  • Posted by rika_rika at 11:00Comments(0)ご縁・集う・つむぐ

    告白

    映画『告白』をみました。

    公式サイトはここ


    <STORY>~チラシより~
    09年、本屋大賞に輝き、上半期単行本ファシクション部門第一位
    を記録したベストセラー「告白」(湊 かなえ/双葉社)。
    「生徒に娘を殺された」という女教師の告白から始まり、
    殺人事件に関わった登場人物たちの独白形式で構成される物語は、
    虚実入り混じり、驚愕・戦慄・唖然の連続。
    ショッキングすぎる内容で話題騒然の衝撃作が、
    なんとこの度!まさかの映画化!
    監督をつとめるのは、独創的な映像感覚と確かな演出力で、
    「下妻物語」「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」などの
    大傑作を生みだした、天才・中島哲也。
    主人公を演じるのは、「ヴィヨンの妻」であらゆる映画賞を総なめし、
    いま最も注目される女優・松たか子...(省略)

    とある中学校、雑然とした教室。
    終業式後のホームルーム。
    1年B組、37人の13歳。
    教壇に立つ担任・森口悠子が語り出した。
    「私の娘が死にました。
    警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではありません。
    このクラスの生徒に殺されたのです」
    一瞬、静寂に包まれる教室。
    このまま終わりにはできない。

    <感想>
    正直、見ないようにしたいことばかりでいっぱいのSTORYです。

    親子関係
    教師と生徒の関係
    友達との関係
    1つとして繋がっているものがない。

    繋がっていないのに、現実的にそこに存在し、
    会話がくりひろげられる関係。
    映画ではあるけれど、
    これが実際、学校で職場で繰り広げられているとしたら。
    実際、繰り広げられているのだろうと思えてしまうことにゾットします。

    この映画で告白されたのは、一見、
    「宣言のわたしメッセージ」のようです。

    私はあなた方の言葉を100%信じたり、出来ません。

    この家には...この子には私しかいない。私が守るしか...

    ただの暇つぶし。笑顔とか涙とか、生きているのも、くだらない暇つぶし。

    でも、私はこれを宣言のわたしメッセージだとは言いません。
    第一に、告白している相手が違うからです。
    教師は37人の生徒に向かって告白します。
    少年Aはインターネットに向かって、
    少年Bは独り言
    少年Bの母は日記、
    少女Aは先生に向かって告白しているにも関わらず、
    パソコンに書き込むだけで、先生に伝えることはありません。

    第二に、告白している内容は偽の感情だからです。
    怒り、憎しみも感情ですが、
    その裏には、悲しみ、さみしさ、辛さ、しんどさetc
    別の感情がある。
    でも、それについては語られない。

    その点、涙というのは正直だなと思いました。
    思いがけず出てくるもの。
    心は正直なのに、どうして人は正直じゃないんだろう。

    映画としては傑作だと思います。
    告白×中島哲也=圧巻でした。

    カウンセリングを業とするものとしては、
    教材として使いたいですね。
    登場人物がそれぞれ、本当は誰に何を伝えたかったのか、
    話し合いの場をもちたいですね。

    そして、親としてはいつか、息子と語りあいたいです。
    この映画について。







      


  • Posted by rika_rika at 15:57Comments(0)親業

    ハレの日

    週末に、以前勤めていた会社の後輩の結婚PARTYに行ってきました。

    自分が結婚する前にもっていた結婚式のイメージは、
    華やかで正にハレの場、お祝いの場でした。

    それが、結婚して、子供も出来て、改めて結婚式に出るようになると、
    以前とは全く違うことを感じようになるものだなと気付きました。

    結婚式には、二人の関係者が集まっています。
    肉親や、学生時代の友達、職場の仲間etc
    それまでは、男性側、女性側のいづれかにとって大切な人だったのが、
    結婚式という時間を共にすることによって、
    夫婦二人の共通の大切な人になる場なんだなって。

    自分がそうありたいし、実際そうあったからかもしれません。
    自分が大切だと思える人達に、自分が結婚する人のこともスキになって欲しい。
    良い関係でいて欲しい。
    同じように、相手の大切な人とも良い関係でいたい。

    オバマ大統領やイチロウなど有名人の映像を切り取り、
    まるで世界が二人を祝福しているかのようなビデオが流れるなど、
    二人の粋な演出に、参加者として、とても楽しめましたし、
    最後に、当日の出席者の映像と名前がテロップで流れたのには本当に感動しました。

    二人のおもてなし、「どうぞよろしく」という気持ちが伝わってきたように思います。

    これから、改めてどうぞよろしく。

    家族同士の良いお付き合いが出来たらと思います。
    お招きありがとう。いい時間でした。
      


  • Posted by rika_rika at 19:20Comments(0)ご縁・集う・つむぐ