告白
2010年06月09日
映画『告白』をみました。
公式サイトはここ
<STORY>~チラシより~
09年、本屋大賞に輝き、上半期単行本ファシクション部門第一位
を記録したベストセラー「告白」(湊 かなえ/双葉社)。
「生徒に娘を殺された」という女教師の告白から始まり、
殺人事件に関わった登場人物たちの独白形式で構成される物語は、
虚実入り混じり、驚愕・戦慄・唖然の連続。
ショッキングすぎる内容で話題騒然の衝撃作が、
なんとこの度!まさかの映画化!
監督をつとめるのは、独創的な映像感覚と確かな演出力で、
「下妻物語」「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」などの
大傑作を生みだした、天才・中島哲也。
主人公を演じるのは、「ヴィヨンの妻」であらゆる映画賞を総なめし、
いま最も注目される女優・松たか子...(省略)
とある中学校、雑然とした教室。
終業式後のホームルーム。
1年B組、37人の13歳。
教壇に立つ担任・森口悠子が語り出した。
「私の娘が死にました。
警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではありません。
このクラスの生徒に殺されたのです」
一瞬、静寂に包まれる教室。
このまま終わりにはできない。
<感想>
正直、見ないようにしたいことばかりでいっぱいのSTORYです。
親子関係
教師と生徒の関係
友達との関係
1つとして繋がっているものがない。
繋がっていないのに、現実的にそこに存在し、
会話がくりひろげられる関係。
映画ではあるけれど、
これが実際、学校で職場で繰り広げられているとしたら。
実際、繰り広げられているのだろうと思えてしまうことにゾットします。
この映画で告白されたのは、一見、
「宣言のわたしメッセージ」のようです。
私はあなた方の言葉を100%信じたり、出来ません。
この家には...この子には私しかいない。私が守るしか...
ただの暇つぶし。笑顔とか涙とか、生きているのも、くだらない暇つぶし。
でも、私はこれを宣言のわたしメッセージだとは言いません。
第一に、告白している相手が違うからです。
教師は37人の生徒に向かって告白します。
少年Aはインターネットに向かって、
少年Bは独り言
少年Bの母は日記、
少女Aは先生に向かって告白しているにも関わらず、
パソコンに書き込むだけで、先生に伝えることはありません。
第二に、告白している内容は偽の感情だからです。
怒り、憎しみも感情ですが、
その裏には、悲しみ、さみしさ、辛さ、しんどさetc
別の感情がある。
でも、それについては語られない。
その点、涙というのは正直だなと思いました。
思いがけず出てくるもの。
心は正直なのに、どうして人は正直じゃないんだろう。
映画としては傑作だと思います。
告白×中島哲也=圧巻でした。
カウンセリングを業とするものとしては、
教材として使いたいですね。
登場人物がそれぞれ、本当は誰に何を伝えたかったのか、
話し合いの場をもちたいですね。
そして、親としてはいつか、息子と語りあいたいです。
この映画について。
公式サイトはここ
<STORY>~チラシより~
09年、本屋大賞に輝き、上半期単行本ファシクション部門第一位
を記録したベストセラー「告白」(湊 かなえ/双葉社)。
「生徒に娘を殺された」という女教師の告白から始まり、
殺人事件に関わった登場人物たちの独白形式で構成される物語は、
虚実入り混じり、驚愕・戦慄・唖然の連続。
ショッキングすぎる内容で話題騒然の衝撃作が、
なんとこの度!まさかの映画化!
監督をつとめるのは、独創的な映像感覚と確かな演出力で、
「下妻物語」「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」などの
大傑作を生みだした、天才・中島哲也。
主人公を演じるのは、「ヴィヨンの妻」であらゆる映画賞を総なめし、
いま最も注目される女優・松たか子...(省略)
とある中学校、雑然とした教室。
終業式後のホームルーム。
1年B組、37人の13歳。
教壇に立つ担任・森口悠子が語り出した。
「私の娘が死にました。
警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではありません。
このクラスの生徒に殺されたのです」
一瞬、静寂に包まれる教室。
このまま終わりにはできない。
<感想>
正直、見ないようにしたいことばかりでいっぱいのSTORYです。
親子関係
教師と生徒の関係
友達との関係
1つとして繋がっているものがない。
繋がっていないのに、現実的にそこに存在し、
会話がくりひろげられる関係。
映画ではあるけれど、
これが実際、学校で職場で繰り広げられているとしたら。
実際、繰り広げられているのだろうと思えてしまうことにゾットします。
この映画で告白されたのは、一見、
「宣言のわたしメッセージ」のようです。
私はあなた方の言葉を100%信じたり、出来ません。
この家には...この子には私しかいない。私が守るしか...
ただの暇つぶし。笑顔とか涙とか、生きているのも、くだらない暇つぶし。
でも、私はこれを宣言のわたしメッセージだとは言いません。
第一に、告白している相手が違うからです。
教師は37人の生徒に向かって告白します。
少年Aはインターネットに向かって、
少年Bは独り言
少年Bの母は日記、
少女Aは先生に向かって告白しているにも関わらず、
パソコンに書き込むだけで、先生に伝えることはありません。
第二に、告白している内容は偽の感情だからです。
怒り、憎しみも感情ですが、
その裏には、悲しみ、さみしさ、辛さ、しんどさetc
別の感情がある。
でも、それについては語られない。
その点、涙というのは正直だなと思いました。
思いがけず出てくるもの。
心は正直なのに、どうして人は正直じゃないんだろう。
映画としては傑作だと思います。
告白×中島哲也=圧巻でした。
カウンセリングを業とするものとしては、
教材として使いたいですね。
登場人物がそれぞれ、本当は誰に何を伝えたかったのか、
話し合いの場をもちたいですね。
そして、親としてはいつか、息子と語りあいたいです。
この映画について。
Posted by rika_rika at 15:57│Comments(0)
│親業