たまりば

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Posted by たまりば運営事務局 at

鏡餅と餅工作

結婚してからというもの、毎年お正月は、夫の実家なのですが、
今年は、いつもとは違うお正月を過ごすことになりました。

というのも、2010年夏に
私の親、夫の親、私たち家族の3家族で、山形に旅行にいったことを
このブログでも書きましたが、
来年正月明け、1月4日から3泊4日で鹿児島に
また3家族で旅行に行くことになったのです。

4日からまた会うのだからということで、
今年は、結婚して初めての東京でのお正月。
元旦には、天皇杯にも行く予定です(たのしみぃ~)

ということもあって、今年は、年末に息子を夫の実家に送りこみました。
餅つきは毎年28日に。
というのが夫の実家のならわしのようでして、
その餅つき体験に行かせたのでした。

夫の実家では、毎年、
エビ味、海苔味、トウガラシ味の餅をつくります。
それを薄く切って、ホットプレートでみんなで囲んで食べるのが、
毎年お正月のお昼の風景です。

息子もついた餅に海苔を混ぜる等、お手伝いをしたようです。

今回、息子は、鏡餅をつくって家に持って帰るというのを
私に約束していました。
私自身は、鏡餅を家に供えるという感覚が
東京で一人暮らしをして以来、20年近くないものですから、
学校や本で季節の風習を学んだ子どものほうが、よっぽど季節に敏感です。

そしてつくってきたのがこれ

おおおお!上手にまるめたもんだ!
夫の母が丁寧に教えてくれたおかげですね。
楽しかったようです。

ついでに餅の工作


今日焼いてみました


うふふ。お餅の工作も面白いなあと思いました。
よりお年を!  


  • ぼくのものがたり

    小学校2年生の息子が、学校で『ぼくのものがたり』というものをつくりました。

    0歳~小2までの自分について、親や保育園の先生にインタビューしたり、
    当時の写真、服、おもちゃetcから自分のものがたりをつくっていくものです。
    生活科の授業の中で行われたようでした。

    こんなこと考えてたんだ。と大きくなった息子に感動。
    いいですね。また6年生になったらぜひ学校でやってほしいかも。

    ★2P:どんなことができるようになったか
    ・手をあげて発表ができるようになった
    ・宿題をがんばっている
    ・算数ができるからおつかいが出来るようになった
    ・友達と遊ぶことが多くなった

    自分の手


    ★3P:生まれた時(生まれた時の写真)
    生まれた時の身長は49.5cmです。体重は2862gだったそうです。
    名前の悠人は、ゆったりと落ち着いていることや、長く続くという意味があって、
    自分もまわりの人も穏やかにする人になって欲しい。
    誕生した時の気持ちは、生まれてきてくれてありがとう。
    10ヶ月間おなかの中でがんばりました。と言っていたそうです。

    ★4P:2歳
    ぐったりしてるので病院に行ったら、そのまま緊急入院になったそうです。
    お母さんが泊まれない場所だったので、そのまま帰ったそうです。
    まだ2歳だったので泣いて辛かったそうです。

    ★5P:3歳
    はじめて保育園の友達を呼んで、お誕生会をしました。
    みんなからプレゼントをもらったり、ハッピーバースデーの歌を歌ってもらったそうです。


    ★6P:4歳
    この服の他に虹の服がお気に入りだったそうです。
    イルカの絵がついている帽子もかぶっていたそうです。
    青いサングラスもかけていたそうです。


    ★7P:5歳(父親と親子リレーをする写真)
    親子リレーでお父さんと一緒に出て、1等賞になったそうです。
    その他、ソーランを踊ったり、かけっこやリレーをしたそうです。

    ★8P:6歳(保育園でお友達とインタービューしている写真)
    物静かで図鑑や本を読んでいたそうです。
    特にりかの本をよく読んでいたそうです。
    赤ちゃん用のイスに座っていて、普通のイスだと落ちていたそうです。
    おなかいっぱいになるとすぐ寝ちゃったそうです。

    ★9P:おかあさんからの手紙
    あなたは、2歳の時に喘息で入院しましたね。
    グッタリしていて死んでしまうのではないかととても心配しました。
    あなたは腕や口にたくさんのクダをつけられ、身動きができない中、おとうさん、おかあさんと離れて一人病院に残らなければいけませんでしたね。
    その時のショックか、保育園で朝別れる時によく泣きましたね。
    4歳まで泣いていて心配していましたが、年中さんになった朝からピタリと泣かなくなって驚きました。
    3月生まれで、喘息もあって、みんなに面倒をみてもらってばかりのゆうじんが、少しずつみんなに追いついて、どんどんしっかりしてきて、今ではすっかり頼りになるお兄さんです。
    いろんなことに興味があって、いろんなことを思いついて、いろんなことをやってみるゆうじん。
    自分とお友達を信じて、そして大切にしてください。
    きっと幸せになれます。
    見守っています。

    ★10P:大人になった自分へ
    僕は博士に、無理だったら博士に近い人になりたいです。
    だから授業は、理科、算数などの必要なものをがんばります。
    もしなれなくても、そのことは別にがんばります。
    この勉強で博士になる確率が高くなるかもしれません。
    だから勉強をがんばって博士になりたいです。
    夢を叶えたいです。

    ★11P:学習して考えたこと
    最初は、まず自分で何を聞くかをすごく考えて
    家の人は質問に答えてくれて嬉しいです。
    保育園では事務室のイスに座らせてくれました。
    インタビューを書きうつして、お母さんが書いてくれた手紙をもらったから、昔の自分がよくわかりました。
    これが出来たら大切にします。
    そして昔のことも忘れません。
      
    タグ :子育て


  • 家族は力なり

    このブログでも告知しましたが、
    19日に大妻女子大学で行いました『みんなDE家族会議』は無事終了しました。

    当日は45名の方にご参加いただきました。
    NHK解説委員の後藤千恵さん(子ども二人とお母様も参加)や、
    厚生労働省の家庭福祉課・母子家庭等自立支援室長の竹林さん(一人の父親として参加)にも参加いただき、
    子育て支援のNPO理事や、これから地域で子育て支援ネットワークを開催予定の方、
    障害があるお子さんをおもちのお母さん、イクメン活動をされているパパ、夫婦でご参加の方etc
    いろんな人が交じっての対話の時間がもてました。

    会の様子はこちら

    来年早々、子育てに関するワールドカフェなどを実施予定の方2名、
    来年ぜひ、こういう対話の場を開催したいという方が7名いらっしゃって、
    ひきつづき、みんなで協力して開催していけたらなと思っています。

    私も想いも、みんなの想いも1つ1つ力を合わせて絶対形にしていきたいと思います。
    このブログでも、今後随時紹介していきたいと思います。

    さて、私の家族はどうかというと、
    普段の仕事や、研修に加えて、打ち合わせが入ることで、土日や平日夜が埋まっていきます。
    子どもといっしょにいる時間も普段より少なくて、私自身が、とてもさみしくなりました。
    「あー息子が寝る前に間に合わなかった・・・(ため息)」みたいな感じです。

    でも、夫の協力に救われました。
    はじめて?パスタを息子に言われて作ってみたり、
    私の替わりに、息子の宿題をみて、息子の話しをたくさん聴いてくれたり、
    私がもよりの駅についたところで、お風呂のお湯をわかしてくれたりetc
    感謝です。

    昨日20日の夜で、今年はもう、平日夜に用事が入ることはありません。
    昨日、「今日で終わりだから。明日から一緒だから」と言うと、抱きついて喜んでくれた息子。

    アー家族は私の力だ!

    今年も残りわずか。仕事もまだ残っていますが、家族と時間を大切に過ごしたいなと思います。  


  • チームゲーム『オニミチ』

    チームゲームというのをご存じですか?
    日本でよく見かけるゲームは、競争ゲームです。
    誰が早くゴールにたどりつけるか、誰が一番お金やカードをとったかetc
    順位で勝ち負けが決まります。

    チームゲームまたはコーポラティブゲームは、
    欧米の学校や家庭で広く遊ばれている
    競争ではなく協力してゴールをめざすボードゲームです。

    日本版チームゲーム『オニミチ』を
    Educational Future Centerのメンバーがつくりました。




    ちぎり絵風で、日本の昔話に出てくる鬼がモチーフです。
    目が見ひらいたコマに止まると、起きた鬼を1枚づつめくっていきます。
    6枚めくると、起きて金棒をもった怒った鬼になります。
    そこで、終了。オニが起きる前に、鬼の宝を5枚取り返さないといけません。

    そして、ここが、チーブゲームの特徴。コマは1つです。
    みんなで話しあいながら、コマを進めていきます。
    分かれ道でどっちに進んだらいいのか。
    ハシゴや鬼の傘など、道をまたいでワープするツールをどのタイミングで使うのかetc

    最初は声の大きい子の意見が通るかもしれませんが、結果がでることによって、声が大きい子の意見が正しいわけではないことがわかってきます。
    ただ、発言するだけと違って、何かを決めるということは結果を伴うのです。
    一人で決めることは、不安が伴います。どうしていいか分からなくなるかもしれません。
    ところが、メンバーの意見に耳を傾けてみるとどうでしょう?
    思い切って人と違う自分の考え勇気を言ってみるとどうでしょう?
    一人で考えるより、いろんな案が出ます。
    皆でミッションを達成しゴールすることの達成感。
    自己効力感ってこういうことなんじゃないかな?
    自分が誰かかの力になる。自分ができない事も人の力を借りればなんとかなる。
    小さい子も大きい子も大人もみんなで手を取り合って喜ぶ場面が多々見られます。
    これが、競争ゲームとチームゲームの違い。

    チームゲーム『オニミチ』は子供から150歳まで(鬼?)遊べるゲームです。
    そんな『オニミチ』が体験できます!

    私も先日、息子と息子のお友達を連れて、『オニミチ』体験ワークショップに行ってきました。
    チームゲーム『オニミチ』の体験と、海外のチームゲームの体験
    そして、ゲームの駒を粘土でつくりました。
    息子がつくった駒は、太陽・地球・土星。
    どんだけ科学好きなんでしょう(苦笑)


    とっても楽しかった息子は、家に戻って、レゴでオニミチまで作っちゃいました!


    次回は2011年1月30日(日)
    ①13時30分~15時00分
    ②16時00分~17時30分

    ■ 場 所:下北沢(EFC事務局)
         ①12時50分 下北沢駅西口改札に集合
         ②15時50分 同上

    ■ 参加対象者:0~150歳までのチームゲームが気になる方、遊んでみたい方。
           粘土遊びをしたい方、何か作って見たい方。

    ■ 参加費:小学生以下無料/小・中学生500円/中学生以上1,500円
         ※材料費・お茶菓子代込み。
     
    オニミチ購入をご希望の方は、当日会場にて1箱3,000円で販売いたします。
    2箱以上購入の方は、1箱2,800円でお求めいただけます。
         
    ■ 申込方法:zaki7monte@nifty.com 山崎まで
    お名前・電話番号・メールアドレスをご記入の上お送りください。
    ※お子様とご一緒に参加される方は、人数と年令をお知らせください。      

    オニミチの購入をご希望の方はこちら

    【山崎 那菜】
    1974年 福岡うまれ関東そだち
    大学卒業後、CMや博物館の美術制作を経てブラジルへ渡る。
    留学をきっかけに教育に興味を持ち、美術教室講師・保育園・幼児進学塾の絵画・造形講師としてこども達と芸術活動にいそしむ。
    不登校や障がいのある子、ブラジルの貧困層のこども達とのふれあいから、自らの内面を見つめる重要さに気づき、表現アートセラピーを学ぶ。
    日本の教育や社会をよりよくしていきたいと思い、アートと学びの道~表現すること=生きること~をのんびり爆進中。  


  • Posted by rika_rika at 11:15Comments(1)ご縁・集う・つむぐ

    みんなDE家族会議をひらきます!

    12月19日(日)に千代田区にある大妻女子大で、
    『みんなDE家族会議』というものを開きます!

    子育て中の人だけでなく、学生、シニア、プリママ、民間企業、NPO,行政職員、保育士、メディア、・・・いろんな人たちが集まる予定です。
    これをきっかけに繋がって、身の回りの色々な問題がみんなの関心ごとになり、解決できるように話し合える場を自分達でつくり出したいと考えています。

    世田谷子育てネットの松田さん
    こうとう親子センターの藤沢さん
    大井町チルドリンの高橋さん
    子育てたんぽぽ亀戸の落合さん
    こどもプロジェクトの福田さん
    etc
    NPOの枠を超えた会議を8月から数ヶ月やってきました。

    お子様連れも大歓迎です。ぜひ、お出かけください。

    ≪趣旨≫
    子ども・子育て新システムが新聞やテレビでよく見かけるようになりました。
    なんだろう?と思って気になり、少し勉強してみようと思ったのが今回の企画のきっかけでした。
    子ども・子育てビジョンの副題には『子どもの笑顔があふれる社会のために』とあります。
    子ども子育て新システムの目的には「すべての子どもへの良質な生育環境を保護し子どもを大切にする社会、方針には子ども子育てを社会全体(国・地方・事業主・個人)による費用負担とあります。

    待機児童の解消や家庭的保育の拡大、幼保一体化がその主な内容のようですが、ここでいう「子育て支援」は「親支援」が強い感があります。
    本来は、「子どもの視点」で「子どもがどう育ってほしいか」「どう育てたいか」「子どもはどんな環境がうれしいのか」ということが大切なのではないでしょうか?

    また“すべての子ども”というのは、元気いっぱいの子どもばかりではありません。社会的弱者と言われるような障碍児・難病児、発達障碍児、養護の必要な子ども達、外国籍の子ども、一人親家庭の子どもなど様々な問題を抱えている子ども達も含まれます。
    子どもは、問題を抱えている子どもに対しても何の先入観もなく触れ合うことができます。強くて優しい気持ちで弱いものを助けようとします。その心をきちんと育める環境を整えるのが、私達大人の役割ではないでしょうか。

    ≪みんなDE家族会議とは≫
    少子高齢化といわれて社会に不安を感じて先行きを憂い、子どもを育みにくい環境、高齢の独り家庭、それぞれが孤独にひっそりと生きている。そんな今だからこそ核家族や少子高齢化をポジティブに捉えてみんなで繋がって、みんなで子育てを考えようと言う気持ちが『みんなDE家族会議』のきっかけです。
    費用負担の感覚から経費としてどのように使うかをみんなで考える、そこには子どもたちの意見も入れていくなど、自分達が積極的に生活を通して社会に参加していく。

    子どもたちの参加が増えて自分達の意見が聞いてもらえる体験をしていけば、自然と自己肯定できるようになり、性別問わず母性の涵養も望める社会教育にもなります。
    「子ども」をテーマに繋がって、身の回りの色々な問題がみんなの関心ごとになり、解決できるように話し合える場をもう自分達で持つ時期に来ていると考えます。地域のみんなで話し合える場が『みんなDE家族会議』です。皆さまのご賛同、ご協力を賜りたくここに記します。



    ≪概要≫
    ◆12月19日(日)13:30-17:00
    ◆大妻女子大千代田校舎 本館B2 ゲストルーム
    行きかたはこちら
    ◆プログラム
    ◎プロローグ 13:30-14:00
    ◎セッション 1 14:00-15:05
       ● プレゼン “子ども・子育てビジョン/新システムについて”
       ● 対話 ① ”子どもたちが幸せと感じられる「子育て・子育ち」とは?”
    ◎セッション2 15:20-16:45
       ● 対話 ② ”目指したい「子育て・子育ち」を実現するには?”
       ● 対話 ③ ”自分たちができることはなにか”
    ◎エピローグ 16:45-17:00
    ◆参加費: 500円
    ◆想定人数: 大人60名 子ども20名
    ☆ お子様連れ大歓迎です。
    ◆お申し込みはこちら  


  • Posted by rika_rika at 10:16Comments(0)お知らせ・募集

    12月3日のキャリア×ワールドカフェの報告

    12月3日(金)のキャリア×ワールドカフェは、
    1年の最後の月だということもあって、
    自分の勿体ない=自分の大切な想いや可能性

    自分のほっとけない=気になっていること
    を振り返り、そこから来年への1歩を見つけていくワークをやりました。

    1)アイスブレイク
    ワールドカフェの1Rと3Rをご一緒するテーブルの面々(4人)との自己紹介タイム

    自己紹介といっても、他のメンバーが質問をして、他のメンバーの関心に対して答えるという自己紹介にしました。
    本人が話をすると、結構無難な自己紹介に終わってしまいます。
    他の人の問いかけにより、普段考えないことを考えたりして、意識していなかったいろいろな自分が発見できます。
    (もちろんん、答えたくない質問はパスOKにしました)
    質問する側も、本日の『勿体ない』『ほっとけない』のもととなる、8つの役割に関する質問をします。


    ※ドナルド・E・スーパーのライフロールより

    例えば、
    余暇を楽しむ人という役割に対しては、「趣味は何ですか?」
    市民としての役割に対しては、「やってみたいボランティアはありますか?」
    子という役割に対しては、「親を旅行に連れていくとしたらどこに連れて行きたいですか?」
    といった具合です。

    なかなか深い質問が繰り広げられ、一人4分という短い時間でしたが、
    お互いの人間性、特に大切にしていることなどに互いに触れられたようですね。

    2)ワールドカフェ
    R1:
    『8つの円=人生の役割を眺めてください。それぞれの円の中で、
    あなたの勿体ない(想いや可能性)、
    あなたのほっとけない(気になること)はありませんか?
    その中で、やってみたい、やれるはずなのに、気になるのに、
    まだやれていないことはありませんか?
    思いついたものから、話せるものから、ご自由にお話しください。』


    人には
    外向的=自分の外界と関わることによって活性化され、エネルギーが補充される人
    内向的=自分の内界のあり方によって活性化させられ、エネルギーが補充される人
    があると言われています。
    従って、外向的、内向的によって、ほっとけないが出しやすい人、勿体ないが出しやすい人がいます。
    当初、1つずつ出してもらうつもりでしたが、話しやすいものを出してもらうことにしました。

    やれていることからスタートしたほうが出しやすいとは思いましたが、
    後半に行くにつれ、できる=行動に結び付けていきたかったので、
    やれていないことからスタートしました。
    そのためにも、事前のアイスブレイクで互いを知りあう時間を大切にしました。

    みなさん、自分と向かい合いながら、ポツポツと話しだします。
    そして話してみると、そこにはじっくり耳を傾けてくれるメンバー。
    そして共感。

    パートナーシップ
    Time
    個性
    主張する気持ち
    意外とやりたいことがわからない←与えられたことをやってきた
    英語で日本の文化の良さを海外に伝えたい
    出来るはずなのに、虚栄心、見栄、欲、うぬぼれ
    一歩踏み出せない
    祖母と会う機会が少ない etc

    R2:
    『勿体ない、ほっとけないもののうち、既にやれていることは何ですか?』


    35歳からのバイク免許取得
    学びたいが時間がない、お金がなくてやれていないと思っていたが、やれていることも学びだった。
    仲間とNPO
    友達づくり
    まさに今日ここにいること
    人を活かす為の活動etc

    やれている話しでは、2つのテーブルで大拍手が!
    みなさん、とにかく楽しそうだし、お互い励ましあい、ねぎらい、褒めあう姿が。

    R3:
    やれていないことは何故やれないのか?やれていることは何故やれるのか?違いは?

    違いは環境のせいにしないで、自分の中の違いを出してくださいと補足しました。

    全体シェア:
    今日の持ち帰りキーワードを1つ以上、1月までにやる最初の1歩を1つ記入して下さい。


    ※最初の1歩は、やれていないことでもいいし、やれていることを更に進めるためのものでも構いません。
    出てきたのがこれ
    <キーワード>





    <はじめの一歩>


    今回は、一人一人に、ご自身のキーワードとはじめの一歩について語っていただきました。
    付箋をただ眺めるのと違って、一人一人が、今日何を感じたのか、
    どうしてこのキーワードが出てきたのか、
    ××さんに後押しされてといったテーブル内のつながりもでてきます。
    とても温かい時間です。
    はじめの一歩では、決意が語られ、一人一人から勇気をもらいました。

    その日私は、話す元となる資料と問いを用意しただけです。

    もし、私のほっとけないを語るとしたら、
    カウンセリングが必要ない世の中にすること
    です。

    カウンセラーがいなくても、始めてあった人とさえ、
    互いが互いの力となりえる関わりがもてる。
    1年の終わりである12月に、よい時間を過ごすことができました。
    本当に感謝です。

    お土産として、個人ワーク用の資料もお渡ししました。
    ぜひ、より具体化するのに使ってもらえたらなと思います。

    次回は、2月末か3月か。
    次は、体を使ったり、工作したり、右脳で自分を表現した後に、ワールドカフェをやりたいな。
    お楽しみに♪  


  • Posted by rika_rika at 10:45Comments(0)キャリア

    恩送り

    【恩送り】という言葉をご存知ですか?

    Wikipediaを見ると、
    【誰かから受けた恩を、自分は別の人に送る。
    そしてその送られた人がさらに別の人に渡す。
    そうして「恩」が世の中をぐるぐる回ってゆくということ】
    だそうです。

    私は、母親の実家が浄土真宗のお寺だったせいか、
    母親が父親に嫁いだ後も、毎月お坊様が家に来ていて、小学校にあがる前からお説教を聞いていました。
    当時の私には難しくてよくわかりませんでしたが、
    温かくて安心できるオーラーの持ち主であるお坊様の言うことだから、
    そして、なによりも母親が有難く頂戴している様をみて、
    大事なことを言っているのだろう、大切にしなきゃ
    と幼いながら思っていました。

    そして、物心ついてから、
    特にキャリアカウンセリングの勉強をはじめてから、
    人の相談をうけるようになってから、
    お坊さんが言っていたことが、あーそういえば!と呼び起こされるようになりました。

    【恩送り】もその1つです。
    行いは、巡り巡って廻ってくる。

    今は形式的なお葬式でのお布施や食事の振る舞いですが、
    これも、もともとは【恩送り】だったようです。

    お坊さんにお布施を渡すことは、
    故人を支えてくれた人に、恩返ししたくても返しきれない。
    だから当時、公的な場であるお寺に寄付することによって、
    将来、不特定多数の人が、その恩恵にあずかりますように。
    との恩送りの精神から生まれたようです。
    食事の振る舞いもそうです。
    ご馳走が珍しかった時代に、近所の子どもをはじめ、
    恩を受けた人にだけでなく、不特定多数の人に振舞われました。

    恩送りは、お金や物品だけではありません。
    私のキャリアカウンセラーという仕事も恩送りだと思っています。
    私は、キャリアカウンセリングをしている時、誰かを支援しています。
    しかし、その誰かは、その後、仕事で何かを生み出したり、子どもを生み育てたりして、
    私は、その恩恵をうけているのです。
    決して、一方的な関係ではありませんし、
    恩を与えた人から直接、恩返ししてもらっているわけでもありません。
    一人一人、自分ならではの恩送りの方法があるからこそ、
    世の中はまわるのかもしれないなと最近考えています。

    巡り巡って
      


  • Posted by rika_rika at 14:05Comments(1)ご縁・集う・つむぐ

    9回目の結婚記念日

    11月23日は、私たち夫婦の結婚記念日です。
    祝日なので、毎年旅行に行っています。

    ところが、今回はじめて、旅行に行けませんでした。
    エンパワメントプログラム『トゥルーカラーズ』の師匠であるハワード・カルヨ先生が来日され、その日どうしてもお付き合いしたかったからです。

    そんな私を夫は快く送り出してくれました。本当にありがたいです。
    今回、カツヨ先生と二人で食事をする機会がありましたが、
    その中で、女性が力を発揮するには、パートナーとの関係が本当に大事だという話しもしました。
    本当にそうです。
    お互いの世界を持ちながらも、お互いに尊重し、尊敬しあう。
    応援して互いに高めあっていける。
    そんな関係をパートナーと築いてきたし、これからもそうでありたいという話しをしました。

    そんな応援してくれる夫との大切な記念日を、
    夜の乾杯だけで終わらせたくなかったので、
    26日に二人で休みをとって鎌倉に行くことにしました。

    これまでは、息子と3人で旅行に行っていたのですが、
    考えてみれば、二人で旅行に行くのは、子供が生まれてからはじめてのことです。

    秋の鎌倉
    ★報国寺

    当たり前ですが、秋でも竹林は青いままです。
    私は竹林が大好きで、心が洗われるようです。
    天高くまっすぐ伸びる竹。私もこうありたいといつも思うのです。
    鎌倉に来たら必ず訪れる場所。

    BISTRO OSHINO
    今回は、私はとってもフレンチ気分でした。
    だいたい、こういうときは、私が店を選んで予約しちゃうのですが、
    今回は夫がいろいろ調べて予約してくれました。

    雰囲気はこんな感じ。
    地下ですが、テラスがあって、光が差し込みます。
    中はフランスのポスターやアンティークな小物があって、かわいい感じ。
    鎌倉野菜がおいしいと評判のカジュアルフレンチレストランです。


    まずはシャンパンで乾杯♪
    そのあと、私たちが頼んだのは、前菜2品とメイン1品、コーヒー付きで2800円。
    かなりお得なコースでした。
    私が頼んだ前菜1品目『アジとマリネと鎌倉野菜のグリル』

    夫が頼んだ前菜1品目『メジナのカルパッチョ』

    二人とも頼んだ噂の人気メニュー『パテドカンパーニュ』

    前菜ってちょこっと出てくるのかと思いきや、しっかり1品料理分。大満足です。
    私が頼んだメイン『豚肩ロースのロースト マスタードソース』

    夫が頼んだメイン『スズキのポアレ タプナードソース』


    あーおいしかった。前菜が数揃っているのがいいですね。
    評判通り、野菜がおいしいし、沢山とれるのもいい。
    大変気に入りました。夜にふらっと立ち寄りたいような店です。
    ふらっと立ち寄るには遠すぎるけどね~(涙)
    また、絶対に来ようと思いました。

    さて、午後は北鎌倉に移動です。紅葉シーズンですものね。
    ★円覚寺
    広い円覚寺をゆっくり見て回りました。



    その他いくつかお寺をみてまわり、帰りは大船に出るのに、
    わざわざ、江ノ電→江の島から湘南モノレールに乗って大船へ。
    だって、海みたかったし、乗り物好きの私としては、単純にモノレールにも乗りたかった。
    (帰りは結果的に、息子がいても喜ぶルートでした(笑))

    あー久々にのんびりした。いい結婚記念日となりました。
      


  • 酔いがさめたら、うちに帰ろう

    東京国際映画祭で「酔いがさめたら、うちに帰ろう」を観ました。



    【STORY】
    「来週は素面で家族と会うのです」と言いながらウォッカを飲み、血を吐いて気絶した戦場カメラマンの塚原安行。母・弘子は慌てつつも、慣れた様子で救急車を呼び、救急隊員に掛かり付けの病院を伝えている。その場に駆け込んできた、売れっ子漫画家の園田由紀が、「大丈夫、まだ死なないよ」と安行の頬をさすった。ふたりは結婚し、子供にも恵まれたが、安行のアルコール依存症が原因で離婚し、今は別々に暮らしている。安行は病院に運ばれ、そのまま3ヶ月の入院になった。それは10回目の吐血だった。

    知り合いの医師を訪れ、アルコール依存症について尋ねる由紀。医者は身を乗り出し「ほかの病気と決定的に違う一番の特徴……それは、ほかの病気と違い、世の中の誰もほんとうには同情してくれないことです。場合によっては医者さえも」と言った。その言葉は由紀の胸に深く突き刺ささる。

    退院後、抗酒剤を服用し禁酒している安行は、穏やかな日々を過ごしていた。そんな時に、一人でふらっと入った寿司屋で出された奈良漬け。「酒じゃないから大丈夫か」とパクリ……。数分後、安行はコンビニの酒棚に直行していた。気がつくと、酔っ払って転倒し頭から血が流れていた。「ああ……奈良漬け……」意識がかすんでいく。

    後日、タクシーに乗りある場所に到着した安行と弘子。驚いている安行をその場に残し、「ここは精神病院。あなたは入院するんです」と言って弘子は足早に中へと入ってゆく。嫌々ながら入院したアルコール病棟だったが、ここでの風変わりだけど憎めない入院患者たちとの生活や、個性的な医者との会話は不思議な安堵感を与えてくれた。
    体力も心も回復に向かっているかに見えた安行だったが、その体にはもうひとつの大きな病気をかかえていた……。

    【感想】
    この映画は、「毎日かあさん」でお馴染みの西原理恵子のご主人であり、
    実際アルコール依存症だった鴨志田穣さんの本が原作となっています。

    アルコール依存症をはじめ、薬物などの依存症は病気なのですが、
    【STORY】にもあるように、他の病気とは決定的に違うことがあります。
    同情されない病気だということです。
    病気だと思ってもらえない病気でもあります。
    弱さから来ているものだと思われ、病気と戦わなければいけない家族も仲間も、病気ではなく本人と戦ってしまうのです。
    何故、そういうことが起きるのかというと、家族を巻き込む病気ともいえるからでしょう。
    患者からすれば、体はもちろんですが、大切な人とのつながりや、生活の基盤も失い、心と生活が侵される病気だとも言われています。

    11月6日の産経新聞に、
    英国の科学者らが、アルコールはどんな薬物よりも危険性が高いという研究結果を発表という記事が載っていました。
    20種類の薬物を人体への有害性や依存度、他人への悪影響などの項目で評価、比較して導き出された結論です。
    飲酒運転事故、酔ったうえでの子どもの虐待やDV、傷害・殺人……。酒にまつわる事件や事故は日常にあふれています。

    人体への健康被害は違法薬物のほうが高い数値でしたが、犯罪を含む他人への被害や家族との衝突、医療制度などに及ぼす影響などの項目はアルコールのポイントが高く、100を最高とした危険度はアルコールが72と分析。
    ヘロインは55、コカインは27、たばこ26、大麻は20だそうです。

    そんなアルコール依存症になった主人公ですが、深刻なんだけど、どこかユーモラス。
    回復者だからこその、俺ってばかだったなあという回想の視点で描かれています。

    毎日かあさんのマンガをみても思うのですが、この家族は辛さも苦しさも笑いとばそうとする強さを持っているように思います。
    どうせがっつり向き合うならといった覚悟みたいなものでしょうか。

    西原さんは、夫がどうであれ、自分の気持ちを開放できる、生活の基盤となる漫画があることで、自分も家庭も守れたのかもしれない。そんな特別な状況はあったのかもしれません。
    でも、私は、どんな夫でも、子供にとっては父さんであるという、家族でありながら境界線をきちんとひける姿勢を彼女がもっていたからではないかと思うのです。
    家族といっても、夫婦、母子、父子といった1つ1つの関係、それぞれの個人を尊重し、踏み込みすぎない、でも丁寧に見守っている。

    アルコール依存になったご主人に対しても、
    好きだった人をきらいになるのはむつかしい。
    という言葉がとても印象的でした。

    主人公は、ずっとしょうがない自分を知っています。
    でもずっと覚悟ができてなかったのだと思います。
    父親でいさせてもらっていたことが、覚悟につながっていったんじゃないかな。
    病気だと認めて治す覚悟をしたことで、今度こそ、本当にまた家族と繋がることができた。
    繋がっていてくれて良かったね。帰れる場所があって良かったねと心から思いました。

    この映画は、家族の再生の物語です。
    家族って何だろう?家族と繋がっているって何だろう?と考えさせてくれる映画でした。

    アルコール依存にならずとも、失業や病気etc
    日常の延長にいつでも起こりえることだと思うのです。
    家族の危機が起きた時、どう家族とつながっていられますか?
    しっかり手を握ったり、思わず、時には敢えて離したり、そしてまたソット繋げたり。繰り返しながら。

    映画は12月4日(土)シネスイッチ銀座他で公開です。





      


  • 多様な教育リアル熟議(第一回)

    私が所属するEducational Future Center(EFC)多様な教育を推進するためのネットワーク(おるたネット) の主催で、多様な教育リアル熟議(第一回)を開催しました。

    「なぜ多様な教育が必要か」について熟議する場する場です。
    熟議というのは、多数決民主主義でも利益団体代表民主主義でもなく、
    みんなで問題を検討して解決を見つけることです。
    現在文科省がネット上で主催していますが、
    実際に人が集まって行うものを区別して「リアル熟議」と呼んでいます

    全部で4回シリーズで行いますが、第一回は、問題の提起ということで、
    「現在の学校はすべてに人のニーズに応えられているか?」 です。

    私のグループは、私以外に、学校の先生が2名、学生2名、私のような学校以外の教育関係者1名、計6名でした。

    ★1R:日本の教育と学校に私たちが求めていることは何?

    教育と学校に求めることって違うよね。私たちって誰?という話になりました。
    模造紙に
    <求める人>
    ・親 ・先生 ・生徒
    ・企業 ・地域 ・みんな
    <教育>
    <学校>
    ・学校 ・小学校 ・中学校 ・高等学校 ・大学
    と挙がったものを書きだし、各々がそれぞれに思うことをポストイットに書いて貼ることに。

    一通り貼った後で、シェアタイム。

    <求める人>に貼られた付箋で盛り上がります。
    学校の先生から、先生同士がお互いにつながる、提案を恐れないという背景と意思を聴いたことで、
    ・先生と生徒も!
    ・夫婦間も!
    ・親と学校も!
    ・企業・地域と学校も!
    ということになり、皆で相互の⇒を書き込みます。

    1)じゃあ、どうやったら繋がれるのか?という話になりました。
    ・各々の求めることを知る
    ・提案を恐れない
    ・協力する、チームになる
    ・言いっぱなしではなく、相手に求めるだけでなく、自分も関わる
    当事者意識を持つことが重要というキーワードが出て、赤で囲みました。



    2)じゃあ、どういう場があると繋がれるか?
    実現性に向けて話しあうことにしました。
    ・学校からのお知らせで(呼び出されて)行く場ではなく、もっと学校が日常生活の延長上にあって、子育ての悩みを話しあったり、大人の学習の場にもなるといい。

    先日、オランダの共生教育の講演会を開催した時に出ていた「母さんモーニング」や「ストーリーバックプロジェクト」を思い出しました。
    「お母さんモーニング」
    2週間に1度木曜日の午前に行われる茶話会です。
    自分たちでお菓子を持ち寄り、子供達の学校生活や私生活に関することなど、毎回テーマを設けて、お母さん達同士、先生などが垣根を取り除いて、お互いに意見を交換する場となっています。

    「ストーリーバックプロジェクト」
    保護者の学校参画推進事業で、市からお金の援助もあります。
    テーマにする本を選び、お母さんたちは、ストーリーや絵をもとに、自分たちで遊びを創作し、もとになった本と一緒にストーリーバックと呼ばれる80センチ四方ぐらいの大きな袋に入れます。
    袋の中には、2,3種類の創作遊びの道具の他に、本のテーマについてもっと深く知るための図鑑や雑誌など参考資料、お母さん達がつくった創作遊びのルールが入っています。完成すると、図書館の本のように子供達に貸し出されます。子供達は家に持って帰り、家族や友達と袋の中のゲームで遊びながら本を読んでいきます。
    ストーリーバックづくりは、時間はあり学校の役に立つことを何かしたいけど、きっかけがつかめないというお母さんたちにチャンスを与え、親が学校に参画し、子供の学習をも助けます。

    学校の先生からは、放課後の部活を地域の方やOB・OGが手伝ってくれると、先生は授業をよくするための時間に使えるし、生徒も様々な大人と触れあう機会ができ、学校がコミュニティの場になるのでは?という話が挙がりました。

    学校に求めるものとして”安全安心””安心して学べる”と書かれた付箋があったことから、学校外の人が学校に入って繋がることと、安全安心は共存できる?という話にもなりました。

    安心安全=防犯と考えた場合、
    時間帯や場所を制限するなどのルールや、守衛さんetc防犯の対策をとることで共存できる
    外部と学校が繋がること=危険ではない

    安全安心=信頼関係の場(生徒同士、生徒と先生)とも言えないか?という話へと発展します。
    教育に求めるものとして
    お互いよく聴く、話し合いを学ぶ、立ち止まって考える、自分と人を信じられる、仲間づくり、興味関心、得意なことで勝負できる、成長を感じる、自分が役立つことが感じられる、勉強が社会で役立つことが感じられる、意欲向上、読み書き計算、学力向上、自立
    といった付箋があったので、全部近くに寄せることにしました。




    ★2R:私たちが日本の教育や学校に求めていることのために私たちは何ができるだろう?
    1Rで少しやっちゃったね。という話になり、軽くおさらい。
    私たち=自分もやってみる?という話になり、それぞれがこれまでに挙がった求めている者に対して、できることを挙げました。
    ・母校に活動しにいく
    ・職員室で先生同士つながる、提案を恐れない
    ・安心して学べる授業をする
    ・自腹きって必要な資金を提供する。自分の労力も
    などなどを追加し、発表者が発表しやすいようみんなで並べ直して発表。

    うちのチームの話し合いを簡単にまとめると、
    私たちといっても、いろんな立場の人がいるから、まずはそれぞれの立場やニーズを知ろうとする。
    知ろうとするだけでなく、提案もする、議論する。この熟議のように。
    そして、言いっぱなしではなく、当事者意識をもって自分も関わる。
    これが繋がることだ。
    そうすると、学校に求めていること=安心して学べること
    例)
    お互いよく聴く、話し合いを学ぶ、立ち止まって考える、自分と人を信じられる、仲間づくり、興味関心、得意なことで勝負できる、成長を感じる、自分が役立つことが感じられる、勉強が社会で役立つことが感じられる、意欲向上、読み書き計算、学力向上、自立に繋がっていく。
    わたしたちの中には私も入っている。私も当事者になること。
    という話だったような気がします。

    感想としては、特に先生の話が聞けてよかった。
    普段、親は担任と自分の子供について話しをするぐらいなので、自分の子供の話ではなく、もっと広い視野で、いろんな先生と話しをするのって新鮮だと思う。
    先生や学校への理解も深まると思うし、自分も何かできないかなと考えるきっかけになる。

    個人的には、安全安心=信頼関係の場
    というのが心に残りました。

    次回は、12月19日(日)です。
    1回目で話し合ったことをうけて、実現化に向けてより深めていきます。
    1回目参加していない人でも参加できます。誰でも参加できます(子供でも)
    応募フォームができあがったら、紹介しますね。
    もしくは、Educational Future Center(EFC)のメールマガジンをご購読ください。
    無料です。  


  • Posted by rika_rika at 16:11Comments(1)ご縁・集う・つむぐ

    みえないものも力

    私は『TRUE COLORS』というエンパワメントプログラムのファシリテーターもやっています。

    『TRUE COLORS』はユングなど専門家の分析用ツールとして使わる気質のタイプ分けをベースとし、
    演劇と教育の専門家であるドン・ロゥリーが誰でもわかりやすいよう4色のカラーを使ってタイプを表し、カラーとカラーの間で起きがちな典型的なすれ違いや誤解を寸劇にして上演したのが始まりです。
    相互理解を促す劇は大評判で、教育や医療機関、企業に広がっていき、そのプロセスの中で、多くの教師やカウンセラーがプログラムに加わり、エンパワメントプログラムとして現在のプログラムの形になりました。

    <特徴>
    ★一人の中にあるカラーの組み合わせを考える
    「人を4タイプに分類する」のではなく、
    「4つのカラーが自分の中にどんな順番で組み合わさっているかを考えます」
    実際は、第一のカラーだけが強く出ている場合はむしろ少なく、
    第二のカラーの影響をかなり受けているのがふつう。
    相手によって、場面によって、表に出てくるカラーは異なる。
    第四のカラーはストレスになりやすい。

    ★楽しみながら学べる「エデュテイメント」
    エンターテイメントとエデュケーションを合わせた造語
    遊び+学びの効果を大切にしたプログラム構成。
    遊びの要素が含まれているために、グループでも学びやすく、
    やっかいな人間関係でも深刻にならずに捉えなおすことができる。

    私はもともと、カウンセラーとして、自己肯定感を高めるツールを探していて、これだ!と勉強しはじめたのですが、一番役だっていると実感しているのは、自分自身の成長であり、また小2の息子との関係です。

    私の第一カラーはオレンジです。
    チャレンジやリスクを好み、わくわく、面白そう!と思ったとたん行動しています。
    今が大事。早さを重視。行動の自由を求めます。

    そうしてきたからこその多くの成功体験をもちます。

    小2ですので、まだまだわかりませんが、おそらく息子の第一カラーはグリーンです。
    小学校に入ってから、顕著に出てきたように思います。

    グリーンは、一人の時間、自分だけの場所を大切にします。
    オレンジが行動の自由を求めるように、グリーンは思考の自由を求めるからです。
    次々と疑問がわいてきて、何でだろう?どういうことだろう?と考えます。
    1つのことを深く深く追求します。これまでの知識etcをもとに、いろんな角度からじっくり考え、理論を組み立て、時には、それまでの常識をくつがえすような新しい発見さえします。
    学校で教えているような過去の数々の新発見という偉業は、グリーンがいるからこそかもしれません。


    オレンジの親とグリーンの子が共に生活するとどういうことが起きるかお話しましょう。

    グリーンはすぐには行動に移しません。
    考えて、納得してから行動に移します。

    オレンジはそれをとてもじれったく感じます。だって今この瞬間が大事なのです。
    次々と新しいことを進めたいのです。
    せっかくの機会なのになんで挑戦しないの?勿体無い。と感じます。


    他人にイライラするときって、どういう時でしょう?
    イライラして当たり前=自分に直接害があるものって、意外と少ないのかもしれません。
    もっとこうすればもっとうまくいくのに、どうしてやらないの?
    こうしないと後々心配だわ。
    なんて、大抵は勝手に思っていることばかりです。
    自分がよしと思う価値観どおりに事が進まないのがとても気持ち悪いのです。

    先日、息子が公園で女友達とケンカし、髪をひっぱりました。
    ケンカしたまま、離れて座っている息子と女友達。
    二人を連れて帰る時間も迫っていたので、私は息子の側に寄っていきました。
    私は、息子に、「どうしたの?」と尋ねました。
    息子は「彼女がずるした」と怒っています。
    「彼女にずるされて悔しのね。どうするの?」と尋ねました。
    彼女に「謝ってほしい」そうです。
    「ずるされて悔しから謝ってほしい。それを彼女に伝えたい。OK。
    それと、君が彼女にしたことで伝えたいことはある?」
    息子は、黙っています。
    TRUE COLORSを学ぶ前の私だったら、どれだけ彼の沈黙を黙って待てたでしょうか。
    オレンジの私は、さっさと行動に移したいのです。
    一言ごめんと言えば”すぐ”済むのにと思ってしまいます。

    しばらく黙っていた後、息子は、「考えてるんだ」と一言いいました。
    私は、「わかった」といって、その場を離れ、更に彼が一人でいる時間をつくることにしました。

    彼はしばらく考えた後、女の子のもとに行き、なにやら話をしていました。
    そして、そのまま一緒に遊びだしました。
    どう伝えたか知りませんが、それはどうでもいいことです。
    彼なりに解決したようです。

    私が、あの時、物事が進まないことにイライラして、たたみかけるように話しかけたり、
    じれったくなって、息子を連れて女友達の前で謝らせたらどうなるでしょうか?
    私は息子のことを、
    ”すぐその場で”謝れない子と思ってしまうかもしれません。
    彼が自分で友人とのケンカを解決する姿を目にすることはなかったでしょう。
    グリーンの子に、”すぐ”を求めることは、
    考える自由を奪い、納得しないまま行動を強制させられるという非常に大きなストレスを与えることになります。


    なんで、こんなことを書いたかというと、
    先日、EFC主催で、リヒテルズ直子さんをお招きして
    「共に生きる未来社会は学校改革から―オランダの共生教育―」の講演会を行いました。
    参加された方は覚えているでしょうか?
    自尊感情と自己肯定感を育てるインクルーシブ教育の特徴として
    『多面的インテリジェンス』の紹介がありました。
    その1つである『思考スマート(自己内省的インテリジェンス)』にハッとしたのです。

    言語や論理、身体、音楽リズムといった教科にむすびつけられないこともないインテリジェンスと同じ並びで
    思考という状態、プロセスが入っていることに驚きました。
    そうなんです。自己内省は立派な力なんです。

    私はただただこのことに感動していました。
    TRUE COLORSのファシリテーターをしていると、
    第一カラーがグリーンの人から、学校時代の生きずらかった経験を聴くことがよくあります。
    集団生活の中で、決められた時間割で進む毎日。
    すぐ表現できないことでどうしても感じてしまう劣等感。
    もちろん、第一カラーだけで生きているわけではありませんので、他のカラーもつかってうまくやっていける人もいます。
    グリーンは一度興味をもつと、深く深く追求していくので、誰にも負けないというものを見い出し、力を発揮する人も出てきます。


    自尊感情と自己肯定感を育てるインクルーシブ教育の特徴として
    『多面的インテリジェンス』の紹介があり、その中の1つとして『思考スマート』がある。
    もしかすると、オランダに第一カラーがグリーンの人が多いのかもしれませんが、
    恐らく、学ぶべき教科からおとした『多面的インテリジェンス』だとしたら、
    『思考スマート』は入ってこないのではないかと思います。
    人によって様々なプロセスや発揮しやすい能力がある。
    個別の子供の適正を見極め、発達を促すための工夫を一生懸命やっているからこそ、
    出てきた『多面的インテリジェンス』なのではないかと思います。

    一人一人違うからこそ、
    自分ができないことを助けてもらえるし、自分も誰かの役に立てる。

    まだEFCの一員としては何もできていない私ですが、
    EFCとして先日の講演会を開催できたのは、喜びであり、誇りであり、希望であり。

    息子よ!未来はあかるいぜ!おかあちゃんはがんばるよ!  


  • Posted by rika_rika at 12:53Comments(0)Colors

    キャリア×ワールドカフェ 自分の勿体ないとほっとけないを形に

    10月22日の『キャリア×ワールドカフェ~意図された偶然~』は無事たのしく終わりました♪

    twitterやブログをご覧になって参加された方もいらっしゃいました。
    ありがとうございました。いかがでしたでしょうか?
    ご自身がみつめたいと思った活動は何でしたか?
    活動のまわりにある過去・未来を見つめたことで何か浮かんできたことはありましたか?
    他人と対話をする中で、つながり、形となった発見はありましたか?

    実は、今回の、『意図された偶然』のワークは、
    クルンボルツの『プランド・ハップンスタンス理論』をヒントにつくったものです。

    クルンボルツが数百人に及ぶ成功したビジネスパーソンのキャリアを分析したところ、
    そのうちの8割は「いまある自分のキャリアは予期せぬ偶然に因るものだ」と答えたというのです。
    これをきっかけとして構成されたのが、planned happenstance理論で、
    「計画された偶然」「意図された偶然」と訳されています。

    「自分のやりたいこと」、「自分ができること」、「周りから求められるねばならないこと」
    から計画的にキャリアを積み上げていくという考え方とは違いますね。
    かといって、偶然に身を任せ、キャリアは自分では全くコントロールできないものだ。
    といっているわけでもありません。

    【1】個人のキャリアは、予期しない偶然の出来事によってその8割が形成される
    【2】その偶然の出来事を、当人の主体性や努力によって最大限に活用し、キャリアを歩む力に発展させることができる
    【3】偶然の出来事をただ待つのではなく、それを意図的に生み出すように積極的に行動したり、自分の周りに起きていることに心を研ぎ澄ませることで自らのキャリアを創造する機会を増やすことができる


    予期せぬ出来事をキャリア形成の好機と捉えることが大事で、
    人がその偶然をキャリアの機会に結びつけるには、5つの心構えが必要とも言っています。

    ①好奇心:新しい学びの機会を探索する
    ②持続性:失敗を恐れず、努力し続ける
    ③柔軟性:望まない状況においても、受け入れる気持ちを持つ
    ④楽観性:新しい機会は必ずやってくる。それを自分のものにすることができると信じる
    ⑤冒険心:結果がどうなるか見えない場合でも行動を起こす

    読むと、なるほどなあ。そうなんだ!と思うのですが、
    それを実際に自分の習慣や人生の選択に生かすのは難しいですよね(笑)
    理論は確かに人生の指針となりますが、一人一人、自分ならではのしっくりする言葉、
    そして自分ならではの体験と結びついてこそ
    生かすことができる、その人なりのお守りとなりえるのかもしれません。
    なんてことを考えて、10月22日の会では、みなさん一人一人のお力をお借りしてやってみました。
    経験の振り返りと対話によって、一人一人の経験や考えが、一人一人のリソースとする試み。
    その中で、自分なりの「そうだ!」と思えるお守り=キーワードが生まれたら。

    ★当日の流れ
    1)個人ワーク:ご自身の活動(仕事、子育て、ボランティアetc)に関して振り返り


    2)ペアワーク:個人ワークをもとに、交互に語る、聴く。
    ※その時、聴き手はできるだけサバイバルクエスチョンを入れる


    3)ワールドカフェ
    R1:今の体験は何だったのか?
    R2:偶然→?必然


    R3:本日の自分にとってのキーワードは?
    全体シェア      



    次回は12月3日(金)19時から。場所は同じく大崎です。
    下記のURLからお申し込みできます。
    忘年会etcでお忙しい時期だとは思いますが、お時間が合えばぜひ!

    明日からでもできる、自分でもできることって何だろう?
    来年から何かはじめてみたいな
    なんて思っている方には特にお勧めです。

    --------------
    キャリア×ワールドカフェ  
    はじめの一歩
    自分の中の、勿体ないとほっとけないを形に
    --------------

    今回のキャリア×ワールドカフェvol2のテーマは、行動。
    身の回りですぐできることを形にしてみることを考えます。

    自分のキャリアを振り返り、
    「ほっとけない」(あなたの社会に対する関心ごと)と
    「勿体無い」(生かせていない自分の中にある大切な想いやスキル)
    を通して、来年の何かしら一歩。形にしていくにはどうしたらいいだろう?
    を考えたいと思います。

    【開催日】:2010年12月03日(金)
    【時間】:19時~21時15分
    ※受付は18:30から
    ※19時5分前に受付を済ませて頂くようご協力お願いします。
    【会場】:大崎第二地域センター(JR大崎駅から徒歩4分)
    【定員】:24名(先着)
    【参加費】:1000円(お菓子込み)
    【持参いただくもの】:飲み物、遊び心
    【申し込み方法】はここから

    【ワールドカフェとは】
    1995年にアニータ・ブラウンとデイビット・アイザックによって開発・提唱されました。
    リラックスしたcafeのような雰囲気の中で行います。
    4,5人に分けたテーブルで自由に対話を行ない、
    他のテーブルとメンバーをシャッフルして対話を続けることで、
    参加する全員の意見や知識を集めることができる会議手法の1つです。

    結論をまとめる必要はありません。その場に出てくる話と参加者との対話を楽しみます。
    多様な意見を受け入れ、それに触発される自分を楽しみましょう。
    アイデアや思いついたことを書く、描く、つなぐ楽しさが実感できます。
    テーマに沿った深い洞察と対話によって場が活性化します。
      


  • Posted by rika_rika at 19:37Comments(0)キャリア

    結納

    先日、夫の実家である栃木県足利市で、義理の弟の結納に立ちあいました。

    自分がそもそも、披露宴さえしていないものですから、
    義理の弟のお嫁さんはともかくとして、お嫁さんのご両親や兄弟に
    結婚式ではなく、結納の段階でお会いするというのが、とても新鮮でした。

    義理の弟のお嫁さんは仙台の方。
    当日はみなさん、仙台から車で数時間かけて、足利まで足を運んでくれました。

    場所は足利にある『旅別 巖華園(がんかえん)』

    夫と結婚してから、足利には何度も遊びに行っていますが、はじめて訪れました。
    主屋、蔵、大門など7棟が歴史的建造物として国の有形文化財に登録されている由緒あるお屋敷で、
    宿泊もできるお食事処となっています。
    『巖華園』と命名したのは渡辺崋山だそうです。
    作家の坂口安吾や、岡本太郎が愛用していたことでも有名らしく、
    俳優の森繁久弥や、NHK大河ドラマ『太平記』が足利で撮影された時は、
    出演していた俳優さんたちが宿泊していたということを、おかみから聞きました。

    結納場所のお部屋は、お庭に面したお部屋で、
    岩肌をそのまま生かした庭に、自然と心がなごみます。


    ※この2枚の写真は、ブログ『yohyo大好き』より

    結納の儀式を済ませ、それぞれの親族紹介、そして和やかに食事となりました。
    料理がとてもおいしくて感動しました。
    さすが料理宿。大満足です。
    当たり前ですよね。そうじゃないとお忍びで著名人が訪れるわけがない。
    足利にまた1つお気に入りができました。

    義の弟は夫より10以上年下で、奥さんは更に1つ下ですので、ご両親もとても若いです。
    とても気さくな方々で、iPadに夢中と聞いて、思わず親近感をもってしまいました(笑)

    場所を移して、別棟の喫茶室へ。
    ここがまたいいのです。
    持ち主がシャーロクホームズがお好きだったということで、
    シャーロックホームズの絵や、シャーロックホームズが好きそうな
    天秤や望遠鏡etcアンティークな小物がたくさん。
    素敵すぎる!こんな場所でコーヒーを飲めるなんて幸せでした。




    場所も料理も最高だったのですが、私が一番よかったなと思ったのは、
    やはり、義理の弟のお嫁さんご家族にお会いできたことです。
    これから家族になる方たちと会って話すのっていいですね。
    結婚する前は考えたこともないことです。
    知り合いが増えていくのとは全くちがう感覚があります。
    夫と結婚するときに夫のご家族とお会いしたのともまた違う感覚です。
    当たり前なのに、想定していなかったといったらいいでしょうか。

    そうか、血がつながっていく。というのはこういうことか!みたいな、
    存在していたのに実感していなかったことを実感した感覚です。
    こうして人がつながり、子孫を残してきたのだな。
    私がいるのだな。
    私も後世につなげるのだな。
    歴史ある場所で、人の命が連鎖したその瞬間に今自分が居合わせたことをとても嬉しく感じました。

    あと、これは私が勝手に思ったことですが、
    私がいることが、もしかしたら、義理の弟のお嫁さんやその家族のロールになったのかも
    ということです。

    この家に入った嫁が、お母さんやお父さんと話す姿
    孫がおじやおじいちゃん、おばあちゃん遊ぶ姿
    そして、私が娘さん(お嫁さんの親から見て)と話す姿

    会えてよかった。安心したと思ってくれたら幸いだなと思います。









      


  • Posted by rika_rika at 11:33Comments(0)ご縁・集う・つむぐ

    EFCとオランダの共生教育

    私が何故、これからお話するEFCという活動をやっているのか、
    これから何をしようとするのか
    自分自身で整理するためのブログになってしまいそうですが、
    たぶん、今私の中で整理が必要な時期にきていると思うので、書かせてください。

    私の軸はエンパワメントです。
    「みんなちがってみんないい。ちがうからこそつながる。大きな力になる」です。

    エンパワメントの手段として、
    ◎キャリアの理論とスキル
    (自分の持ち味を知る。どう生きたいかを知る。社会を知る。社会で力を発揮する)
    ◎家族療法の理論とスキル(家族は社会の最小単位であり、チームである)
    ◎トゥルーカラーズ(自分の持ち味、相手の持ち味を知るためのツール)をつかっています。

    そして、その中でも力を入れているのが、
    『育てる』と『働く』、『学ぶ』と『働く』のCareer Transitionを円滑にする活動です。

    『育てる』と『働く』では、親・子ども・社会(地域や職場)
    『学ぶ』と『働く』では、教員・親・子ども・社会(学校や地域や職場)
    が関係してきます。

    その『学ぶ』と『働く』の1つの試みとして
    ここ数年、教員のエンパワメントに気持ちがいく中で、今年は沢山のご縁がありました。

    今年からエデュケーションフューチャーセンター(EFC)というNPOに関わっています。
    http://www.educational-future-center.org/about/message.html
    http://www.educational-future-center.org/project/index.html

    メンバーはこんな方々です。

    先日、そのEFCにて、
    子どもの幸福度で第一位となったオランダ教育の第一任者である
    『リヒテルズ直子さん』の来日に合わせ、講演会を企画しました。
    オランダ教育とリヒテルズ直子さんについては、以前ブログを書きました。

    ------------------------
    オランダの共生教育 学校が〈公共心〉を育てる
    ------------------------
    ◆近代って何? 
    <歴史>
    第一オイルショックの時に、
    ・オランダ:深刻な不況 ⇒ ワークシェアリング等による共生の模索
    ・日本: 第一次オイルショックからの比較的早い回復
     ⇒右肩上がりの経済成長⇒バブル突入⇒新自由主義
     =成長神話(成長幻想)となっていったのではないか。

    結果、「近代」とは
    ・オランダ:中世の暗黒社会が終わり、光が差し込みタブーがなくなる世界
     =Enlightment  
     啓蒙思想により、合理的で多様性や自由を尊重する考え方が根付いている。
     民衆に民主主義が根付いている。
    ・日本:「近代」とは、西洋からの知識・技術や制度を取り入れた時代
     ⇒ 「近代 ≠ 産業化」 「近代 ≠ 物質主義」 であることを認識しなくてはいけない

    結果、社会統合の方法のあり方として
    ・ オランダ:「分権化された権力」と「参加意欲のある市民」
    ・ 日本:「少数のエリート」と「大多数の同調する大衆」
    ⇒短期間に産業化するにはてっとりばやい統合方法
    となってしまったのではないかという問いかけがありました。

    高度成長が見込めない今、大多数が同調しなくなり、混乱している日本ですが、
    どうなんでしょう?少数のエリートを批判するだけで、
    「少数のエリート」がいい人に置き変わらないかと期待している(⇒民主党の圧勝?)、
    そして諦めている「大多数の大衆」になっていないか?
    今こそ、共生を模索して「参加意欲のある市民」になる時でないか?と思うところです。

    ◆インクルージョン教育(共生教育)
    特別支援教育ではない
    一人一人の発達が保障されている教育

    これを国が徹底的に支援していること。
    学校の権限、親の権限、子どもの権限が保障されていること。
    国、学校、親、子どもがそれぞれが責任をもち、全体の目的のために共同で動いていること
    オランダになる必要はありませんが、見習いたい、参考にしたいヒントが沢山ありました。

    ★教育遅滞
    =できるはずなのに社会的環境がそうさせていない子どもたち
    という定義があり、国が資金を出している、権利が保障されている

    ★子ども一人一人の発達段階を記録に残す制度
     子どもの発達を把握、管理、学校にコンサル、共同でプログラムを開発する専任の人がいる(教育監督局)
     半年に1回試験を行い、右肩上がりに伸びていない子どもは個別プログラムを組むことが制度化されている
     テストは日本のような学力テストでも5段階評価でもない。
     ※毎回5をとる子どもでも、発達していない可能性があるから。レベルが違っても一人一人が発達することを重視

    ★先生の子供の見方=子どもは一人一人得意なものがある
     空間、身体、言語、数理、思考、社会性、自然、音楽と8つの分野で見て、
     例えば、思考がすぐれている子どもには、静かな場所を与える、テーマを与えるなど
     手を変え品を変え、一人一人の子供が発達できるよう工夫

    ★教室はサークル対話
     目が合う、耳を傾ける、お互いに意見を出し合う、共同で何かを生み出すが尊重

    ★個別の時間割
     個別に1週間の課題を与える。どこからはじめるか、何曜日にやるのかは生徒が自分で決めて時間割に書き込む。
     選ぶ=責任を持つこと。計画性が身に着く、自分が何が得意なのか発見できる等

    ★ポートフォリオによる自己評価
     先生が5段階をつけるのではなく、生徒が毎週、自分が一番良くできたことを伝え、次に何をするかを先生と相談して決める
     記録がたまっていき、子どもも教師も親も成長がみえる。     

    ◆子どもは仲間の市民という考え方
    ★ピースフルスクール
     皆違って当たり前という考え方が前提の上で上級生をファシリテーターとして訓練する制度
     上級生が下級生の仲介役になることで先生の負担を軽減する
    ★早くから共生の仕方を育てる
     ・4歳からの生徒会
     ・高校生の講義運動:
       教育、学校制度に関する苦情、提案を高校生が電話でうけ、まとめることを国が資金面で支援する

    一人一人の発達が保障する教育というのは、一見手間がかかりそうです。
    でも、それは管理しようとするからではないでしょうか?
    子どもに対し、自立、主体性、自主性を望む日本であり、私たち大人ですが、
    どれだけ人の成長を信じられるか(例え子どもであろうと)、
    どれだけ手間をかけるか、工夫するか、
    真剣に取り組む覚悟みたいなものが、私にあるのか?

    オランダは、教育の改革に10年~15年かかったそうです。
    これから私たちの10年が始まります。諦めずに一人一人がやれることを!
    私がやれることを!



      


  • Posted by rika_rika at 11:23Comments(3)Colors

    アイコンタクト

    もう1つのなでしこジャパン ろう者の女子サッカー
    映画『アイコンタクト』を観てきました。

    公式サイトはここ


    【STORY】
    おしゃれ おしゃべり サッカー大好き!
    2009年夏、台北。第21回デフリンピックに初出場を果たした“ろう者サッカー女子日本代表”。
    高校生や大学生もいれば、30代の選手もいる。
    環境も職業もさまざまで、手話を覚えた時期も異なる彼女たちが
    全国各地から集まり練習を積み重ね、思いのたけを込めて台湾での試合に挑んだ。
    初めて世界に挑戦することで成長してゆく選手たち。
    映画は大会のみならず、学校や職場など、それぞれの歩んできた道や家族の思い、
    ろう教育の変遷と現状などにも迫ると共に、オシャレで、おしゃべり、サッカー大好きな等身大の選手たちを描き出す。

    【感想】
    映画の冒頭
    「健聴者の印象は?」の質問に、
    「顔(目だったかな?)をみない。じっと見るとあんまり見ないでと言われる」
    むむむむ~。言われてみればそうなのかも。

    私たちは自然と音に頼っている。
    相手を見なくても会話ができる。気配を感じる。
    その一方で、
    「伝えようとすること、受けとめようとすること。」
    大切なものを軽視していないかと自問自答する場面でした。

    映画では、彼女たちが、
    口話、手話、筆談といったさまざまな方法でコミュニケーションをとっていることがわかります。
    ろう教育の現場では、長い間、口話習得の妨げになるという誤解などから、
    手話が禁止されていたそうで、その結果、同じろう者であっても、手話が使える人、使えない人がいるそうです。
    音が聞こえない彼女たちにとっては、口話はとても難しくて辛い訓練のようです。
    特に、サの行と、タの行を使い分けるのが大変とのこと。
    耳で自分が発した音を確認できないのですから、当たり前ですよね。

    「コミュニケーションがうまくとれない。」
    これは、ろう者に限らず、多くの人の悩みです。
    コミュニケーションがうまくとれないことで、自分に自信をなくしたり、
    積極的になれなくなったり、関連していろいろ不自由なことが起きがちだからです。

    実は、私も耳が原因で、コミュニケーションがうまくとれないとストレスを感じたことがありました。
    今年の春に右耳の手術をしました。耳硬化症といって、
    耳の中にある3つの骨のいづれかが固くなって、音の振動を伝えることができなくなる病気です。

    手術前は低音が聞こえませんでした。
    日本映画やテレビのボソボソとした特に男性の声、
    日本人は口元で話すので、余計に聴きとりずらいですね。
    ろう者の人たちも、口話は、同じようにわかりずらいものなのではないでしょうか?

    ワークショップ中に右側の男性がファシリテーターの私に話しかけても、
    よく聞こえず、何度も聞き直したことがありました。
    大変申し訳なく思います。
    一番辛いのは、知り合い3人以上で話をするときです。
    私も一番右側に位置すればいいのですが、左側になることもよくあります。
    奥の二人以上が顔を見合わせて話をしていると、ほとんど聞き取れません。
    聞こえないということは、会話に入っていけないということになります。
    聞こえて会話についていっているフリをしたこともあります。
    これは本当にストレスです。
    疎外感や自分のふがいなさ等ネガティブな感情が湧きやすくなります。

    耳の障害は、見た目では障害があることがわからないということが辛いです。
    話しかけても、わからない。反応が悪い、無視したように思われる。
    生まれつきの障害はもちろんですが、
    突発性難聴など耳の病気になった人、年をとって耳が不自由になってきた人
    耳が原因で、コミュニケーションがうまくいかなくなくなることは、
    私たちにも十分起こりえます。

    キャリアの相談でもそういう方がいらっしゃいました。
    耳の病気にかかった方でしたが、よく聞き取れないがために、
    他の従業員とうまくいかなくなり、次第に会社に行けなくなってきたというものです。
    家でも家族の理解を得られず、苦しんでおられました。

    コミュニケーションというのは、受け取れないほうも辛いですが、
    伝えた方も伝わらないと辛い。
    本当は、本人でなく、本人と一緒に本人の病気と闘わなければいけないのに、
    本人の性格の一部のように責めて追いつめてしまう。
    そんなことも起こりがちなのかもしれません。

    映画に話を戻すと、彼女たちはとにかく明るい。
    そして、自分自身や、周りを分析する力、
    自分の言葉で説明する力にたけていると思いました。
    わからない、なんとなく。
    若者がよくつかう曖昧な発言が少ないのが印象的。
    聞こえない分、文字の習得も早かったようですし、
    ろう学校でも、日常の中で自然と言葉が入ってこないという状況を考え、
    言葉を入れることに力を入れているようです。
    恐らく、健聴者以上に、伝えることに対して誠実なのだと思います。

    サッカーでも、「アイコンタクト」「目をみて」と言う言葉が頻繁に語られます。
    自分たちは、耳が聞こえないから、下を向いたらダメ。
    どんなときも顔をあげて、みんなの顔をみる。

    自分が伝えていることが、ただの音にならないように。
    相手が伝えていることを、ただの音として流されないように。

    どんなときも顔をあげて、みんなの顔をみよう。
    そう思った映画でした。  


  • 育児を考える男子の集い~俺がママを救う!~

    これまでも、数回ご紹介してきましたが、
    『うまれる』が11月6日に公開されます。

    映画「うまれる」のHPはここ


    映画好き&親&エンパワメントを広げる活動をするものとして、ずっと応援してきました。

    完成前試写会のモニターの様子はここ
    公開前イベント『家族記念日』の様子はここ

    このたび、『うまれる』側主催のイベントの最後をかざるイベントが行われます。
    単純に楽しめますし、自分がうまれて今ここにいること、
    そして家族のことを考えるいいきっかけになると思います。
    よかったらどうぞ。
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    【公開直前イベント】「育児を考える男子の集い~俺がママを救う!~」
    ★合計16人の子持ちによる大トーク・ショー★
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    ■日時:2010年11月3日(祝)13:30~15:30(開場13:00~)
    ■会場:ニッショーホール(最寄り駅:銀座線虎ノ門駅)
    ■定員:先着700名様
    ■入場料:2,000円(税込)
    ■主催:うまれるパートナーズLLP

    ■内容
    1. 映画「うまれる」企画・監督 豪田トモ・講演「"うまれる"が産まれます!」
    2. パネルディスカッション
    パネラー 【合計16人の子持ちパパママが集まります!】
    * 土田晃之(3男1女の父)
    * 政井マヤ(2女の母)
    * 大葉ナナコ(2男3女の母)
    * 本城慎之介(3男1女の父)
    * コーディネイター:豪田トモ(1女の父予定)
    3. 映画「うまれる」ダイジェスト映像上映

    今回も、カップルやご家族での参加はもちろんのこと、
    お子ちゃまたちの参加もウェルカムだそうです。

    ◆お申し込みはこちらから

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    【お知らせ】ママたちに朗報です!
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    【お子ちゃま同伴OKの“ママさんタイム”】
    が「シネスイッチ銀座」にて、正式に
    【毎週木曜日の13:50の回に行われる事が決定】

    これまでの映画興行では、「月に一度」「映画館側が選んだ映画」での
    ママさんタイムが最も進んでいると言われていたので、
    「毎週」「現在公開中の特定映画」
    でのママさんタイムは、実は画期的なのだそうです。

    イベント同様、【お子ちゃまの声は映画のBGM】というコンセプトです。

    時には、ママたちも、映画を見に銀座にお出かけ、なんていう
    のもいいですよね。  


  • Posted by rika_rika at 11:01Comments(1)お知らせ・募集

    ワールドカフェやります

    ワールドカフェの参加報告ばかりしておりますが、
    このたび、キャリアに関するワールドカフェを開催します。

    【ワールドカフェとは】
    1995年にアニータ・ブラウンとデイビット・アイザックによって開発・提唱されました。
    リラックスしたcafeのような雰囲気の中で行います。
    4,5人に分けたテーブルで自由に対話を行ない、
    他のテーブルとメンバーをシャッフルして対話を続けることで、
    参加する全員の意見や知識を集めることができる会議手法の1つです。

    結論をまとめる必要はありません。その場に出てくる話と参加者との対話を楽しみましょう。
    多様な意見を受け入れ、それに触発される自分を楽しみましょう。
    アイデアや思いついたことを書く、描く、つなぐ楽しさが実感できます。
    テーマに沿った深い洞察と対話によって場が活性化します。


    【過去参加したワールドカフェ】
    「ストーリーテリング」
    ⇒感動ムービーを見た後に、感動体験について対話しました。
    「降りゆく行き方に学ぶキャリアチェンジ」
    ⇒映画「降りゆく生き方」を観た後、降りゆく生き方について対話しました。
    「ドラムサークル&ワールドカフェ」
    ⇒ドラムサークルでリズムを楽しんだ後、体験したことについて対話しました。
    ワールドカフェをやろう
    ⇒「ワールドカフェをやろう!」の著者である香取一昭さんと大川恒さんの「ワールドカフェ・ファシリテテーター養成コース」の模様

    ワールドカフェ×キャリア『意図された偶然』

    あなたにとってキャリアとはなんですか。

    あなたは歩んできた道をどのように眺めていますか?
    あなたは今、どうしてそこにいるのでしょう?
    何があなたを動かしていますか?

    その日偶然に出会った人との対話の中で、
    ご自身の人生を振り返り、また未来について語りませんか?

    【開催日】:2010年10月22日(金)
    【時間】:19時~21時30分
    ※受付は18:30から
    ※19時5分前に受付を済ませて頂くようご協力お願いします。
    【会場】:大崎第二地域センター(JR大崎駅から徒歩4分)
    アクセス:ここ
    【対象】:
    ・自分がこれまで出会って来た重要な人や体験を振り返りたい人
    ・自分が成長してきた過程を改めて振り返りたい人
    ・自分の大切な欲求、強みを見つめたい人
    ・これから自分にとってどんな体験が必要なのか、何を引き寄せたいのか考えたい人
    ・ワールドカフェの手法を体験してみたい人

    【概要】
    ・ライフラインチャートを使った自分の人生の振り返り
    ・ワールドカフェ
    【定員】:20名(先着)
    【参加費】:1000円(お菓子付き)
    【持参いただくもの】:飲み物、遊び心

    【申し込み】ここからお申込みください。追って受付メールが届きます。  


  • Posted by rika_rika at 13:30Comments(0)お知らせ・募集

    梨の思い出

    まるで私の親のように、私のことを気にかけてくれている方から
    梨をいただきました。
    今年最初の梨です。

    私が風邪をひいていてぐったりしていたものですから、
    夫が梨をむいてくれました。
    それを見た息子が、ベネッセの子ども向け料理本である
    『ボンメルシィ!』を持ってきました。
    毎号、包丁の使い方のページがあって、今月はたまたま梨だったのです。

    夫が本を見ながら、息子に梨のむきかたを教える様は
    本当にほほえましく、私は愛情たっぷりの梨を食べることができました。
    風邪もひいてみるものですね(笑)

    これから梨を見ると、今回の出来事を思い出すと思います。
    いい梨の思い出ができました
      


  • 子ども・若者発!江戸川子どもの虐待防止報告シンポジウム 

    虐待を考えるシンポジウムのお知らせです。

    以前、江戸川区内の小学1年生が両親の虐待を受けて死亡するという事件がありましたが、
    それを受けて私の家族相談士仲間がいる「江戸川おんぶず」で
    子どもを対象とした
    児童虐待のない「子どもにやさしいまち」の為のアイデア募集 というアンケートをとりました。
    そのときのブログはこちら

    「江戸川おんぶず」は
    チャイルドライン活動を中心に、子どもの権利保障の事業を行っている団体です。
    今回のアンケートも、児童虐待の問題を大人が勝手に決めるのではなく、
    子どもの声を反映しようという中で生まれました。

    そのアンケートの結果報告を行うシンポジウムを10月3日に開催されます。
    1,023通の子どもの声を通して児童虐待を考える新しい試みです。

    当日は、NHKの取材もあるようです。
    ご興味のある方はぜひ参加ください。

    ==================
    5月に
    「江戸川子どもの虐待防止キャンペーン」のアンケートを送らせていただきましたが、
    この度、アンケートの結果報告会ならびにシンポジウムを開催することとなりました。

    小さなボランティア団体で、今年は助成金にも恵まれず四苦八苦している中での開催ではありますが、皆さまと一緒に子ども達のためにできることを考えていくひとつの機会になればと思っています。
    どうぞよろしくお願いいたします。 

    = = = = = = = = = = = =
    ●子ども・若者発!
    江戸川子どもの虐待防止キャンペーン報告シンポジウム●
    = = = = = = = = = = = =
    子どもの声がつくる虐待のないまちとは
    ―1,023通の子どもアンケートを読み解く―

    ■日時:2010年10月3日(日)13:30~17:00
    ■場所:築地本願寺 瑞鳳の間
    ■ゲスト(シンポジスト):
    <児童虐待の分野から>
    川﨑二三彦さん(子どもの虹情報研修センター研究部長)

    <青年社会学の分野から>
    宮本みち子さん(放送大学教授)

    ■参加費:大人1,000円
     「チームあさって」世代(19~25歳)500円、18歳以下無料

    17時半より、チームあさってによる「公開会議」を同会場にて行います。
    http://edogawa-campaign.cocolog-nifty.com/blog/
    Twitter http://twitter.com/edo_childabuse
      


  • Posted by rika_rika at 10:16Comments(0)お知らせ・募集

    ドラムサークル&ワールドカフェ

    大前みどりさんが主宰するワールドカフェに行ってきました。

    大前さんのワールドカフェに参加するのは、これで3回目です。
    ◆1回目:「ストーリーテリング」
    ⇒感動ムービーを見た後に、感動体験について対話しました。
    ◆2回目:「降りゆく行き方に学ぶキャリアチェンジ」
    ⇒映画「降りゆく生き方」を観た後、降りゆく生き方について対話しました。

    今回のテーマは、「ドラムサークルで体感」です。
    ドラムサークルはご存知ですか?
    ---------------
    ※wikipediaより引用
    世界の打楽器を使った即興演奏。
    人類は古今東西で集まり、輪になって打楽器その他の楽器の演奏、歌、踊り等を行ってきた。
    それを現代社会にマッチしたものに「再編成」し、さまざまな場面で活用しているもの。
    ドラムサークルのポイントは、「練習して人前でパフォーマンスする/聴いてもらう」ことではなく、「練習せずにその場で全員が演奏する/基本的に聴衆がいない」こと。また、「間違い/失敗」がないことも、ドラムサークルの特徴とされる。

    今回はドラムサークルの中でも、「ファシリテーテッド・ドラムサークル」と言って、
    「ファシリテーター」という案内役のガイドにより行われる。
    最大の特徴は、参加者は「ドラムを習うため」ではなく、
    「楽しむため」、または「体験するため」に参加すること。
    ファシリテーターは、「in the moment (Arthur Hull)/いま、ここ」の
    音楽を演奏するよう参加者を促し、参加者の間の「つながり」や「コミュニケーション」を強化する。
    ---------------

    今回、ファシリテーターをやられた佐々木薫さんが
    「エンパワメント」の為のドラムサークルである
    と言われてたことが、とても嬉しく、共感できました。

    会場につくと、イスで何重もの円がつくられ、イスの上にいろいろな楽器が置いてありました。
    好きなポジション、好きな楽器を選んで座ると、自然と隣の人と言語又は非言語の会話が始まります。
    そしていよいよ自分の楽器の音を確認。
    それから、適当に自分のリズムで音を鳴らしてみました。

    今から書くことは、リズムをとりながら考えていたこと、感じていたことではなく、
    その後のワールドカフェの対話の中で、引き出されてきたことです。

    1)自分でいいが許される感覚
    最初は、リズムどうとったらいいのだろう?等、
    頭で考えて、自然でない自分がいました。

    そのうち、興味が自分の音から他人に向かいます。
    仕事がら?こんな音の世界でも、その場にいる人を観察している自分がいました。
    「自分の音の世界に入っている人」
    「次々、対象を見つけては、その人のリズムに合わせてみる人」
    「飽きてきた人」
    「ワールドカフェに来たのにと困惑している人」etc

    いろんな人がいることに安心&楽しくなってきた私は、
    もう自分であり、みんなの中の一人でした。
    合わせたい時は合わせるし、リズムを変えてみた時は変えてみるし。
    その場にいることがとてもとても楽しくなりました。
    これはどういう体験なのかと言うと、「自分でいい、あなたでいい」と思えたということ。
    ドラムサークルは、今ここの自分でいること、間違い/失敗がないこと
    誰に言われたわけでもないのに、
    そういった暗黙のルールをいつの間にか音楽を通して共有していました。

    実に面白い体験でした!

    2)自分のパターンから抜け出す
    ワールドカフェで対話する中で、実は途中、退屈しはじめていたという声を聞きました。
    何故退屈していて、何故ファシリテーターが入ってきた時、変わったのだろう?
    そういう話をする中で出来てたのが、「自分のパターンから抜け出す」でした。

    自由きままにやるのは楽しいけど、自分が考え付くことは限られている。
    他人のやり方に乗せられることで、乗ってみることで、自分には思いつかない新しい発見と喜びがある。

    3)自分でいることが役に立つ感覚
    今回、音しかない世界では、音=自分を表現するものだと言えます。
    自分なりに音を出す自分。人に合わせる自分を楽しんでいた時間がありました。
    更に、ファシリテーターが入ったことで、自分に全体の中での役割が出来たのです。
    「自分でいい」と受け入れられただけでなく、
    自分が音を出すことの大切さ、手ごたえを感じた体験でした。

    4)自分の音を止めてみる
    今回、私が一番印象的だったのは、音を消していく体験です。
    今回、打楽器以外にも、さまざまな楽器が用意されていました。
    しかし、大きな主役である打楽器の音に打ち消されて、あまり他の音が聞こえてきません。
    ファシリテーターが、途中で打楽器の音を少しずつ止め始めました。
    すると、聞こえてきたのは、打楽器以外の音。
    いろんな音があります。
    スパイスのように、打楽器の音を微妙な味わいを与えていたことがよーくわかります。

    この体験は何だったのか?
    自分には聞こえていない音、聞こうとしていない音があるという体験でした。

    自分の音を出すことに一生懸命になっている自分
    人に合わせいるといっても、大きな主役級の音に合わせている自分
    確かに存在するのに聞こえないのは、自分が邪魔をしているからなんですね。

    「自分の音を止めてみる」
    「小さな音を聴く」
    私にとって、この日の一番の収穫でした。


      


  • Posted by rika_rika at 11:03Comments(0)ご縁・集う・つむぐ