We　Love Your　Colors 　　　　　　~みんなちがってみんないい~

昨日、子供とベットにはいり、寝かしつけていたら、
子供が急に、昔迷子になった時のことを思い出しました。

よっぽど怖い思い出なんでしょう。
あれから１年以上たつのに、時々思い出しては、悲しくなるようです。

公園でお友達と遊んでいて、お友達が自転車に乗っていました。
うちの息子がサッカーを始めたばかりで、練習したかったんでしょうね。
お友達の自転車に後から、エッホ、エッホと走りこみを始めました。

公園の外側から飛び出し、隣一区画余分に遠回りしはじめたので、
「公園の外側をまわるだけにして」と言うと、
「もう1回だけ」と二人は頼みます。

このもう一回だけというのは曲者ですね。
もう1回だけなら、行けるところまで行こうと思ったようです（苦笑）

2，3分で戻るはずが、戻ってきません。
通るはずの道まで歩いていってもいません。

ええええええ！！！

10分以上経ち、何かあってはいけないと、
お友達のお母さんに電話して一緒に探すことに。

見当たらなくなって20分が経過。
警察官が前を通ったので、事情を説明。
一緒に探してもらうことに。

そんなこんなで30分が経過。
公園からほど遠いところに二人でいるところを夫が発見。

自転車のお友達が信号を渡ってしまい、
その時は、二人とも家の近くだし道がわかると思ったのでしょうね。
そろそろ帰ろなきゃ！となった時に、近道をしようとして入った道で迷子に。
クネクネ住宅街を入り込んで、どんどん違う方向に行ってしまったようです。

うちの息子は、ダメだと思ったのに自転車についていってしまったこと。
⇒お母さんとの約束を破ってしまった
早く帰ろうとあせって、こっちだと友達を連れて行った道で迷子になってしまったこと。
⇒お友達を巻き込んでしまった事。自分も怖かったこと。

見つかってしばらくは、ピタと私にくっついていましたから、本当に怖かったんでしょうね。

あの時は、ずいぶんギュして、なでなでして、
怖かったねと気持ちを汲んだつもりでしたが、
心から消えずに、時々出てきちゃうようです。

昨日、息子を見ていて、
もう心から怖さを消すのは辞めようと思いました。
忘れなさいとは言っていませんでしたが、息子の怖いという気持ちを聴く中で、
心から怖さが消えるのを期待していた自分がいました。
だから、息子が思い出すたびに、まだ？という想いが私の中に浮かぶんだ。

昨日は、ただただ、あれから今までのことを二人で話をしました。
あの時、怖かったから、
迷子になった時にどんな人に道を尋ねればよいかを学んだし、
私より息子が早い時は、家の鍵をあける時も周りを見渡して確認したり、
インターンホンには出ないし、ドアのカギも何重にかけて、私ですら入れないぐらいです。
そんなふうに、怖さから学んで、いろいろ工夫してできるようになったことを
思い出しながら二人で話しました。

すると突然
「この家に生まれてきてよかった」
と号泣しはじめました。

驚きました。どうした？何が心に触れたんだ？？

そして、生まれてきて、喧嘩は嫌だけどお友達が沢山できたことは嬉しいこと。
勉強は大変だけど、いろんなこと学んだことetc
泣きながら話し始めるのです。

何が彼の中で起きたかはわかりませんが、
とにかく私が思ったこと。
「君が生まれてきて良かった。君に会えたこと、それだけでいい。」

ちなみに、
「この家に生まれてきてよかった」は、宣言のわたしメッセージ。
「あなたが生まれきて良かった」は、肯定のわたしメッセージです。

丁度、この２つのわたしメッセージをブログにUPしたばかりだったので、
いきなり聴く、使う場面をいただいたように思いました。

宣言と肯定のわたしメッセージ。
人の心を振るわせ、動かします。
素敵な体験でした。ありがとう。