先日、代々木公園で開催された
Eaeth Day Tokyo 2010の
「The Green Friend」ブースで息子が苔玉をつくりました。
苔玉=みどりの友達と捉え、みどりのお友達をみんなでつくるプロジェクトだそうです。
お友達なので、最後に、フェルトetcを使ってオリジナルの表情をつけます。
すると、苔玉に根付かせた植物が、まるで髪の毛のようにみえてくるから不思議。
更に、息子は、苔玉に「もじゃらん」という名前をつけました。
顔をつけて、名前をつけただけで、なんて愛着がわくのでしょう!
まさにみどりのお友達!
そして、実際に「もじゃらん」と過ごし始めて、あーそういうことだったのか!と思い当ったことがありました。
私が学んでいるトマス・ゴードン博士の親業に出てくる
環境改善です。
私たちは、子供など他人の行動が受容できない時、幾つかの方法をとると思います。
1.相手を変える。
2.自分を変える
3.環境を変える
「環境改善」は、環境を変えることで、自分が受容できない相手の行動を隔離する方法です
相手と対立する事なしに出来る、相手との関係をそこなう危険性が最も少ない方法かもしれません。
更に、環境改善には、
①環境に加える
(例:子供が整理整頓しやすいように、引き出しに目印のシールを張るなど)
②環境から除く
(例:不要なものを捨てる。テレビを見る時間を制限する。寝かせる時に電気を消すなど)
③環境を変える
(例:子供が一人でできるように場所の配置を変えるなど)
といったやり方がありますが、今回の苔玉は正に、環境を変えるに相当するなあと思いました。
というのは、こういった経験ありませんか?
お子さんが、金魚や朝顔など生き物を買いたいと言いだした。
ちゃんと、餌をやったり、水をやる約束をしたのに、ちゃんとやっていたのは最初だけ。
毎日、「水をあげなさい!」と言い続けなければいけない。
そのうち、水をあげているのは、本人ではなく親になってしまう。
うちのもじゃらんは、顔をつけ、名前をつけたことで、擬人化されました。
本当にお友達のようです。
毎朝、お友達の「もじゃらん」を10秒間水風呂に入れます。
植物の先っぽが枯れてきたら、ハサミで散髪します。
私も、「水をあげて!」というより、「もじゃらん、お風呂の時間だよ♪」というほうが、ずっとずっと楽しいです。
起こりうる問題を未然に防ぎ、しかもユーモアがある楽しい環境改善です。
ちょとした工夫なんですよねえ。。
「××しなさい!」というのは、簡単で即効性があるけど、毎日毎日伝えなければいけないとしたら、それは本当に早いのかな?と思います。
しかも、お互いうんざりです。関係性を損なう危険性もある。
もし、毎日毎日、繰り返されていて、毎日毎日何か伝えているとしたら、環境改善もありかもしれません。
今日も、うちの「もじゃらん」は元気です♪