安全基地になりたい

rika_rika

2010年04月26日 23:00

ここ3週間で、小2の息子が急に自立をはじめました。

1)子供部屋に1人で寝るようになった

私の手術がきっかけ。退院後、就寝中、私にぶつかるといけないから、息子が「自分の部屋で寝るよ」と言い出した。

2)お母さんと呼ぶようになった

1年の終わりごろに、いろいろな呼称があること、私達から強制しないので、自分の好きなタイミングで呼び方を変えてもいいことは伝えてあったが、突然・・・

両方とも強制はしませんでした。本人が自分で覚悟を決めた。

このことは、私にとって、とても喜ばしいことです。私の理想とするところです。

そして、もう一つ、今回のことを受けて、強制しないでおこうと思っていることがあります。

「自分で決めたのだから、がんばりなさい」と言わないこと

がんばれないときは、やり方を変えればいい。

その時に、一人で考え込まずに、人に相談できたほうがいい。

特に小さい時は、弱音をはく。出来ない・難しいと言う。泣く。といった表現をします。
=親の前で素直になれる。信頼している。求めているからだと思います。

「安全基地」という言葉があります。

STEP1
子供は親との間に、共にいることが安全であり、安心であるという情緒的な絆(アタッチメント)ができると、

STEP2
親を「安全基地」にして、安心して離れて活動ようになります。そして、不安や恐怖を感じると、「安全基地」である親のところに戻り、安心や慰めを得ようとします。

STEP3
こうして、子供は不安や恐怖、苦痛のネガティブな情緒を上手にコントロールできるようになるといいます。

よく子供に本の読み聞かせをしたほうがいいと言うのは、勿論、本自体にも子供の知的好奇心を引き出す魅力があるからですが、
STEP1.読み聞かせという親と子の相互作用によって、情緒的絆が形成され、
STEP2.親を安全基地として見なし、安心して他のことに好奇心をもつことができるからです。

ですから、
子供を膝に座らせて、読み聞かせをする。
子供が繰り返し読みたいという本を、何度も何度も読んであげる。
といった相互作用は、情緒的絆をより強めると言えます。

話は戻りますが、
息子は1週間1人で寝た後に「今日は一緒に寝たい」と言い出しました。

「1週間一人でよくがんばったね。でも、今日は一緒に寝たい気分なのね。気持ちを伝えてくれてありがとう。ママも今日は一緒に寝たい気分よ」みたいなことを言いました。

そんな日が1週間続いた後、「どうする?次の1週間はまた1人で寝てみる?」と聞いてみました。

「1週間交代にするよ」と息子は言いました。

こんなことを繰り返しながら、一人で寝るようになるのでしょう。

どんなあなたもOK。

安全基地があることを確認して、また冒険に旅たっていくことを願って。

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